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園のこだわり

貴重な体験

2020/11/05

先日、移動動物園が保育園にやってきました。
1歳の子どもたちに「今日はヤギさんやうさぎさんが来るんだよ~」とお話をすると、ん?と首を傾げる姿が。
その後、動物さんに会いに園庭にいきました。

順番が最後の方の子たちは遊戯室で遊んでからだったのですが、移動中に園庭を通り動物さんを見つけると、そわそわしだし早く行きたくなり保育士に「あ!あっち!」と指を差し、喃語と動作でいきたいアピール。
遊戯室で遊んでいる中も窓から園庭をじーっと眺め、待ち遠しい気持ちが伝わってきました。
ついには泣きそうになるほど。

しばらくし順番が来て、嬉しそうに動物さんの元へ。しかし想像と違ったのか、保育士の後ろでそーっと動物さんを見ていました。
「ごはんをあげてみる?」と人参を差し出すとぎゅっと握りしめ、ゆっくりとうさぎさんの口元に近づける子どもたち。一口食べてくれると、それに驚きぱっと手を離し、人参は落ちました。

いつも絵本で見ていたうさぎさんたちですが動いている姿を前に、怖い気持ち、愛でる気持ち、いろんな気持ちが子どもたちの表情や動作から伝わってきました。
たくさん触れ合った後、昼食の時間に「動物さんもごはんもりもりたべてたね」と話していると「もりもりたべる!」「おんなじ!」といつもより子どもたちももりもり食べていました。

絵本だけでは味わえない、みんなで特別な体験が出来て、今後の遊びや園生活にもこの体験が繋がっていくのだろうなと感じられました。

ちなみにうさぎさん、モルモットさん、亀さんには自分から触ろうとする姿がありましたが、ヤギさんがこわくて近くに来ると泣き出す子が多くいました。
中には泣きながら逃げる子も。
こわくてもご飯をあげたかったのか、片手にいっぱいの人参やキャベツを大事に握りしめていた子も。それも貴重な体験ですね。今後もみんなでいろんな経験をして、刺激がある毎日を送っていきたいです。

 

保育士Ⅿ.I

 

 

どうしたの?一緒にやろう!

2020/10/30

保育園の園庭で2歳児と1歳児と子がいて最初はお互い別々に遊んでいました。
しばらくすると1歳児のAちゃんが急に泣き始めてしまいました。
始めは保育士が声を掛けにいき、その場は泣き止むが、しばらくするとまた泣くというのを何度か繰り返していました。
そんなやり取りを繰り返しているうちに2歳児のBちゃんが泣いていることに気付き、何か泣いてるなっというような表情をして見ていました。それから保育士の方に「先生泣いてるよ」と声を掛けてくれました。
保育士が「寂しいのかな?誰か一緒に遊んでほしいんじゃないのかな?」というと自分からAちゃんの側にいき「どうしたの?」「これやる?」とAちゃんの側にあった砂場のスコップと入れ物を指さしながらそのままコップに砂を沢山入れてあげているうちに、側にお姉ちゃんが来たことで安心したのか、自然とAちゃんが泣き止み、Bちゃんがコップを渡してあげると笑顔が!
そのまま続けて「これもやってみる?」とBちゃんが提案して動物型になるのも一緒にやったり、AちゃんがBちゃんに対してこれもやってというようにまた別の入れ物を渡したりしながら遊んでいて、ちょっと前まで泣いていたのが噓のようでした。
子どもの力ってすごいですね!
そして2歳児の友だちが自然と下の子に優しく接する姿に成長も感じました。

保育士S.O

保育園ならではの関わり

2020/10/28

朝の登園時間。3.4.5歳クラスには0.1歳のお友達が気分転換をしにくることがあります。来るとすぐに3.4.5歳の子どもたちは「お名前なんていうの?」「かわいい!ちっちゃいなぁ…」と興味津々で近づき、頭をなでたり、「眠いのかな?」と表情を見て考える姿も。

ある日、アンパンマンのことが大好きな1歳児のAちゃんが泣いていました。そこで保育士がアンパンマンのおもちゃを渡すと泣きやみ、笑顔が見られるように。その姿を見ていた5歳児のBちゃんは「Aちゃんのためにアンパンマン描いてあげるの!」と張り切って絵を描き始めました。できあがった紙には、アンパンマンだけではなく10種類ほどのキャラクターが描いてあり、その横には分かりやすいようにキャラクターの名前まで書いてありました。あえて色を塗っていないのは、Aちゃんが塗り絵をできるようにと考えたそうです。裏には「Aちゃんへ♡」というお名前まで!

Bちゃんの思いやりを持った行動にほっこりとし、心が温まりました。さらにAちゃんのお母さんに手紙を渡すと、家に飾ってくれているそうです。

保育園だからこそ見られる関わりに、改めて異年齢での関わりを大事にしていきたいなと感じる場面でした。

保育士H.M

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