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園のこだわり

子どもたちの世界

2020/11/13

遊戯室に行く途中「バスだー!!」と嬉しそうに言っていたAくん。どこだろう?と周りを見ても壁しか見えず頭の中は?でいっぱいでした。もう1度Aくんを見るとやはり嬉しそうに壁の方を見ているのです。そこでAくんと同じ目線になるように屈んでみると、そこには手すりと壁の隙間にバスが見えるではありませんか!身長があるため遠くまで見渡せるわたしたち大人の世界とは違い、子どもたちは小さいながらにも新しい目線で素敵な発見ができる素晴らしい世界なのだなと感じました。
お話をする時などコミュニケーションを取るときはもちろん、普段の何気ないところでも同じ目線になることで子どもたちの発見をちょっとだけお裾分けしてもらうことが今の楽しみです!

これから心も身体もどんどん成長し子どもたちの世界が少しずつ変わっていくことでしょう。大切にしたい、今しかない一つ一つの瞬間でした。

 

保育士H・Y

一緒に行こう

2020/11/11

11月頃の2歳児は、「何でも自分でやりたい!」「自分で、自分で」という姿が多く見られます。一方で、2歳児ならではの「イヤイヤ期」も真っ只中です。イヤイヤを受け止め、なるべく自分の身の周りのことは自分で出来るように保育士は声を掛けています。
日中、戸外で遊ぶ2歳児。するとAちゃんが「トイレに行ってくる~」と自分からトイレに向かいました。パンツも履き始め、自分でトイレに来る姿も増えてきました。そのあとにBくんがやってきて「僕もおトイレ~!」ときました。その声を聞いていたAちゃんが「Bくんもおトイレなんだ」というと外へ戻らずにその場にいました。Bくんが戻ってくると、笑顔になるAちゃん。「あ、Bくん戻ってきた!一緒にお外に行こうと思って待ってたんだ!」という言葉が出いてきました。そういわれてBくんも笑顔になり、「じゃあ一緒に行こう!次はコンビカーで遊ぼうよ!」と手を繋いで遊びに向かいました。

今までだったら自分だけでせいいっぱいだった子どもたちですが、段々と周りのお友達との姿も見えてきて「一緒に」という姿も増えてきて保育士いらずで楽しく遊ぶ姿が見られます。少し寂しい気持ちもありますが、やはり嬉しい気持ちの方が大きいです。

保育士A・I

「どうなるの?」

2020/11/06

3.4.5歳児クラスでは、自発性を育めるように遊びを自ら選ぶ選択性を取り入れています。
室内での選択遊びを取り入れた日のこと。相撲・玉入れ・身体全身を使った油粘土遊びなどの様々なゾーンを設定し、私は物運びゾーンを担当しました。運ぶものはフライパンやおたまなどの少し淵のあるもの、乗せるものは大きさの異なるボールを用意。そこから自分で組み合わせを選びコースを歩きます。
はじめはおたまにピンポン玉や大きなボールなどを乗せていろいろ試していた子どもたち!

「簡単だよー!」と言う子が多かったので新聞紙を足してみました。友だちと協力し新聞紙にボールを乗せて運びます。さっきよりも慎重さがでてきました。クリアできると新聞紙をちぎり小さくするなどしてみたりボールを3つ乗せてみたりといろいろ試しながら工夫して遊んでいます。
それでも「簡単簡単!」と言う子もいたので「お部屋にあるものを持ってきてもおもしろいかも!」と提案すると「それいいね!」と次々にいろいろ持ち出し始めました。
マジックの入れ物にボールを乗せてみる子、ハンカチにピンポン玉を乗せてみる子、小さなペットボトルの裏にボールを乗せてみる子など、「これをやったらどうなるんだろう?」などと言いながら生き生きとした表情で運んでいました。中でも難しかったのは絵本です。色鉛筆やボールを乗せてみるとポロポロ落ちていきます。

「これは難しいねー」などと言いながら何度も失敗と成功を繰り返して物を変えてみたり、より慎重に歩いてみたりとたくさん工夫する姿がありました。そして最終的にはガムテープやボールを頭に乗せ始めたのです(笑)

考えたことをやってみる、失敗したら違う方法を試してみる、そんな繰り返しが日々の遊びの中でも学びになっているのだと改めて感じられました。

保育士S.T

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