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園のこだわり

年長児のやさしさ

2020/12/04

風が冷たくなってきて寒さが強まってきていますが子ども達は気にすることなく元気に戸外で遊んでいます。

最近、「せんせーい!ボール出して〜!」「中当てしようよ!」と年長児の間でボール遊びへの興味が高まってきました。「誰から投げる?」「外は何人にする?」と自分たちで話し合い、ルールを決めて始めています。ボールを投げる子もボールから逃げる子も顔を真っ赤にして真剣な表情でゲームに参加している姿が見られました。
ある日そんな姿を見ていた2歳児が興味を持ち、「入れて〜!」と声を掛けてきたところ必死にボールから逃げつつも「いいよ!おいで!」と誘い入れる年長児の姿が見られました。そして、「ボールに当たったらいけないよ」「円から出ちゃダメだよ」と口々に教えてあげ、「つぼみさん(2歳児)には当てないであげようよ」「そうしよう!」とルールの追加を提案する年長児の姿も見られました。その甲斐あって「きゃー!逃げろ〜!」と年長児に混ざり中当てを楽しむ2歳児がひとり、ふたりと増えました。
年下を思いやるやさしさを持った年長児がたくさんいる事が分かった嬉しい出来事でした。
T.O

「がらがらうがい」と「ぶくぶくうがい」

2020/12/02

今年ももう少しで終わり!今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で変わってしまった事、我慢しないといけない事もたくさんあったと思います。
そして「手洗い」と「うがい」の一年と言っていいくらい意識し実践した年だったと思います。特に「うがい」については登園時・戸外遊びからの入室時・食事・おやつ前の「がらがらうがい」食後・おやつ後の「ぶくぶくうがい」と子ども達は、使い分けて実践しています。大人は何気なく使い分けて行っているうがいも子ども達が、最初慣れるまで想像以上に難しい事です。
4月に2歳児クラスから3歳児クラスに上がったA君最初は、なかなか「うがい」の使い分けが理解できず、困っている様でした。いつものように戸外遊びから戻ってきて手洗いの後「ぶくぶくうがい」をやっていたA君それを後ろで並んで見ていたB君が「今はがらがらうがいだよ」と教えてくれました。それを聞いていたA君は恥ずかしそうに頬を赤らめ緊張して何も出来ない状態になってしまいました。するとすぐにB君が「こうしてやるんだよ」とお手本を見せてくれました。さらに隣で見ていたCちゃんも一緒にうがいのお手本を見せてくれました。その後A君もみんなに励まされ「がらがらうがい」が出来るようになりました。近くで職員もその様子を見守っていましたがあえて声をかけませんでした。「がらがらうがい」「ぶくぶくうがい」もすぐに出来るものではありません。日々の積み重ねで何度も練習し出来るようになるものです。
異年齢保育をしていると子ども達によっては出来る事、出来ない事個人差があり様々な光景を目にします。その中で子ども達は助け合って自分の得意な事は、教えてあげたり、不得意な事は教えてもらったりと共存しています。数十年前の自分が今と同じ年齢の時を思い出すと、恥ずかしながら「がらがらうがい」と「ぶくぶくうがい」の使い分けは出来ていませんでした。そして友達に教えてもらった記憶もありません。
そばですぐに大人が教えてあげる事は簡単ですが子ども達同士で解決出来るよう見守る大切さを感じました。

看護師

 

 

 

どんなにおい?

2020/11/27

秋の園庭には、この季節ならではの魅力がいっぱいです。
畑に植えたさつま芋掘り、紅葉して落ちている色とりどりの葉っぱ、風に吹かれて落ちてくるどんぐり…子どもたちは身を持って秋を体感します。
その中でも5歳児Rちゃんは見た事ない木の実を発見しました。
「ブルーベリー見つけた!」と言うものの、園庭にはブルーベリーの木はありません・・・。Rちゃんにとっては宝物、大切にお部屋に持ち帰ってきました。
まずは匂いをかいでみます。「いいにおいする!」とますます正体が気になる所ですが、保育士に聞いて回ってみても皆正解を知りません。お部屋にある図鑑で調べてみることにしました。
秋のページを開いて、実とイラストを見比べるRちゃん。
似ている実がいくつもある中で
「これだと思う」と発見。(シャリンバイ)
わかって良かった…と思う保育士のそばで、実の殻をむき始めました。中からは黄緑色の実が出てきて、それも割ってみました。
真っ二つに割れ、さらに匂いをかいで「いいにおい!」と大喜び。
実は何の植物だったのかよりも、どんな中身でどんな匂いなのか、が気になっていたRちゃん。五感を使い秋を感じる子どもならではの感覚の体験をいっぱい積み重ねたいですね。

保育士 M.I

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