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園のこだわり

行事を通して育まれる心

2020/12/25

 

12/8はお釈迦様がお悟りを開いた成道会がありました。
3.4.5歳クラスでは例年お釈迦様の像を作ったり、お悟りを開かれた時に座っていた菩提樹の木やお供物づくりをしています。
また、パネルシアターやDVDを見て成道会の話をしたりもしています。

人々が幸せに暮らす為にはどうしたらよいのか考えたお釈迦様

成道会の活動を行なった後子どもたちの姿の中に変化が見られました。
「先生ー!トイレのスリッパ バラバラだったから並べたよ!」
「おもちゃ出てたから片付けたよ!」
と、『自分の為』ではなく、みんなで使うものだから気持ちよく使えるようにしようと行動する姿が見られるようになったのです。

また、3.4.5歳は午前のおやつはありませんが成道会の日だけは午前中に牛乳を飲みます。
それは、修行をして身体が弱っているお釈迦様が村の娘(スジャータ)から牛乳で作ったお粥をもらって食べると心も身体も元気に回復したというお話があるからです。
普段牛乳が苦手で減らしている子もいますが、この日は頑張って飲む!といつもより多く牛乳を飲んでいる子がいたのです!

仏教徒にする為にこのような行事を行っているわけではありません。
行事を通して子どもたちは子ども集団の中で相手を思いやったり、誰かの為にこんなことをしてみようと感じたようです。
苦手なことにもちょっと頑張ってみようかな…
そんな気持ちも育まれていると思います。

今年は例年通りに行えないことがたくさんありました。
その中でも変わらずに子どもたちに伝えていきたいこと、体験してほしいことを行えるような取り組みを考えていきたいと思います。

担当 Y.S

一緒にモグモグ!

2020/12/23

子どもに大人気の風船のペープサートが室内の壁かけ玩具になりました!

今までは保育士が行って見ていただけですが、自分たちでも遊べるようになり、様々な姿が日々見られています。

 

ある日のこと、Aちゃんは一人で赤い風船をめくりその中に描いてあったリンゴをパクリっ。

次はどの風船にしようかなあと選んでいると、隣からBちゃんが近付いて来て遊ぼうとすると…

(やめて~!)と腕でBちゃんのことを押すAちゃん。

Bちゃんは何が起きたのかさっぱりわからず立ち尽くしていました。

保育士に「どうしたの?」と聞かれると、「リンゴ食べたいの…」と小さな声でBちゃんは答えました。

するとその会話を聞いてたAちゃんは、自分の手でリンゴを掴む真似をして、Bちゃんの口元へ「あ~ん!」

その後Aちゃんは自分の口元にもリンゴを運び、2人は目が合い「えへへ~!」と笑い合っていました。

そして、「おいしいね!次どれにする?」と他の色の風船もめくり、メロンやリンゴをモグモグ食べ進めていました!

 

始めは自分が遊んでいた玩具が取られてしまう!嫌だ!という気持ちから、お友だちが困っているから助けたい!一緒に遊んだら楽しいんだ!という気持ちに変化していったのかなと思い、私は嬉しくなりました。

 

まだまだ自分が使いたい玩具を素直に貸してあげることは難しいかもしれません。

ですが、お友だちの気持ちに気付いたり一人で遊ぶ倍以上お友だちと遊ぶことも楽しいんだ・嬉しいんだと関わりの中で感じてもらえているといいなあと思っています。

 

その後のやり取りで、見ていた私もリンゴが欲しくなってしまい、「先生にもちょうだい?」と聞いてみると、「うんっ!」と返事が返ってきて、「あ~ん!」と私の口元に運んでくれました。

3人で「もっと食べよ~!」と満足いくまで食べました!

保育士F・T

 

初めての上履き

2020/12/18

11月から上履きを履き過ごすようになった2歳児クラス(つぼみぐみ)の子どもたち。
ようやく履くことにも慣れてきましたが、今日のブログは初めての上履きについて、子どもたちの思いや喜び・葛藤をご紹介したいと思います。

まずはAくん
上履きを1日ご機嫌で履いていたAくん。上履きを履いた初日のお迎えは、とっても気に入ったのか、「履いてかえるぅぅぅ〜」と上履きを脱がずに座り込んでいました。そしてそのまま履いて帰ることに。そんな姿に思わず保育士も可愛らしいなと笑ってしまいました。

次にBちゃん
上履きを履いて半月経ったある日、「ねぇ、上履きないの」と言ってきたBちゃん。「じゃぁ一緒に探そうか?」とお部屋の中を見て回ると、そばにいたEちゃんが「ここ(おままごと)にあるよ!」と教えてくれました!Bちゃんは見つかって一安心。Eちゃんは教えられて嬉しそうな表情。友達の思いやりと、一緒に過ごすことっていいなと感じる瞬間でした。

さらにCくん
上履きを履いて1週間が経ったある日、園庭から遊んで帰ってきたCくんは、なぜか靴下を脱ぎ素足で上履きを履いていました。「どうして靴下脱いだの?」と尋ねると「だって、あついんだよ!」と答えていました。お気に入りの上履きは履きたい…でも暑い…そうだ靴下を脱ごう!という発想なのでしょうか?よ〜く靴下を見ると、今日履いていたのは厚手の靴下だったので、お着替え用の別の靴下があることを伝え、履いてみると「あ、これ暑くない!」と目を丸くして靴下を見つめていました。暑い、なんとかしたいと自分で気付き、衣服の調節ができるようになったんだなぁと成長を感じました。

最後にDくん
「履けない!!履けないのぉ〜」と言いながら目をしかめ、上履きを握りしめているDくん。「お手伝いしようか?」と保育士が声を掛け一緒に履き、ニコッと笑ってブロック遊びを始めたDくんですが、トイレに行ったあと再び「履けない〜」と訴えている姿が。Dくんにとって今履いている上履きは、サイズが合わないかもしれないと感じた保育士は、その日のお迎えで今日の出来事を伝えました。数日後、新しい上履きを1人で履いているDくん。「できたよ!」と頬を上げて笑い、喜びを伝えてくれました。日ごとに体も大きくなっているんだなぁと子どもたちの成長の速さに改めて驚かされました。

上履きを履く。大人にとってはとても簡単なことかもしれませんが、子どもたちにとっての初めての経験は、どんなことでもワクワクやドキドキを味わいながら成長しています。

保育士T.K

 

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