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園のこだわり

選択する中で

2021/01/13

園では、子どもたちに多くの選択する機会を作っています。自分で遊びを決めたり、食事では自分の食べる量を自分で決めたり、決められた活動の中でも、簡単な物、道具を使いながら行うもの、道具を器用に使わないとできないものなど3パターンほど用意し、選んでいます。

自分で判断するという事は、考える力にも繋がっていきます。人から言われたことをするのと、自分で決めたことをやるのとでは、取り組み方も違ってきます。

先月お餅つきのイベントがありました。その日の選択は3~5歳児クラスでは、お餅つきを1回目に行うか、2回目に行うかの選択です。

朝登園すると自分のマークのついているマグネットをホワイトボードの1回目と2回目の枠につけていきます。どのように選択するのかを見てみると、自分でやりたいと思う活動を選択するということもあったり、1回目と2回目を比べて少ない方にするーという姿も見られたり、最近では、誰かと一緒にやりたい!という気持ちも出てくるので、「~ちゃん来てから決める~」とお友だちと一緒にするというのも選択の一つになっています。

このときは、それだけではなく、ある年長の子が、「1回目の方がごはん早く食べられるかなぁ?」と私に聞いてきました。「1回目だから早く食べられると思うよ」と伝えると、「じゃあ1回目にしよ~っと」と選択していました。選択するときにも、ただ好きな物だけではなく、選択をする選択の仕方が色々とあるのだなぁととても面白く感じました。

N・H

思いやり

2021/01/08

1歳児クラスの子の中には、0歳の時から保育園に通っている子が数名います。

 

ある日、0歳児の男の子Aくんが保育室にある玩具の型落としのフタを開けられずに困っていました。

その様子をじっと私の隣で見ていたBちゃん。しばらくすると、BちゃんはAくんの近くまで行き、「どうしたの?」と顔を覗き込んで聞きました。

型落としを持っているAくんを見てBちゃんは「開ける?」と言いながらフタを開け、中身を出し、Aくんに渡してあげました。

型落としを受け取ったAくんはすごく嬉しそうな笑顔を浮かべ、再び型落としを再開したのです。

 

この光景を見て、私は去年の入園したときのBちゃんをふと思い出しました。お母さんから離れることが嫌で泣き、遊びの中でも「やって~」と保育士に甘えることが多かったBちゃん。1歳児クラスになり、たくさんのお友だちが増えた中で、困っている子に自ら声を掛けて手助けをする・・・というBちゃんの行動に成長を感じ、とても嬉しく思いました。

 

また、まだまだ言葉でのやり取りが上手に出来ず、トラブルになってしまう事も多い0・1歳児クラスですが、そんな中でも、こうしたお友だちに対する思いやりの気持ちや優しさという感情も確実に芽生えているのだな、と思うと、0・1歳児の担任をしていて良かったな、と思う瞬間でした。

 

保育士Y・A

未来に向かって一緒にゆっくり歩き出そう

2021/01/06

あけましておめでとうございます。
今年は丑年です。仏教に関連すると 「うし」は忍耐と慈悲で表されます。

保育園は4日から子どもたちが元気に登園しています。子育てには忍耐と慈悲が必要と感じることが度々あります。
子どもが大人の思うように行動をしないとき、ついしかってしまいます。ある日、子(孫)と親との朝ごはんの会話で「パンは焼く?そのまま食べる?」どちらにも悩む子は答えるのに時間がかかっています。忙しい朝に、なぜ答えを出すのに悩んでいるの?親の方はイライラしてくる様子。このような場面は何回ともなく私も経験してきました。親の立場の時は、イライラしました。しかし、今はイライラしない。この場面で、子どもの方はどっちがおいしいかな?と考えていたのか、それともパン自体を食べたくなかったのか?考える内容を言葉にできなかった雰囲気でした。私の立場が違うと、こうも違うのか、イライラしていない。心の持ちように面白さを感じます。子育てに忍耐と慈悲を感じます。(無理やりな見解でしょうか?)

戸外では園庭に花が咲きだしました。暗い世の中ですが、春はそこまで来ています。自然の変化の在りようは変わらずにいるのに、また、子どもたちも変わらず成長をしているのに、生活様式がいつもと変わってしまいました。子どもたちも私たち大人も未来のある人間です。大変な時、今年は「忍耐と慈悲」をもってお互いを思いやりながら、ゆっくりと未来の道筋を見つけ出せるよう、協力をして、歩き出しましょう。                               副園長

 子どもたちの元気な登園を待っている園庭

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