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園のこだわり

食べられた!

2021/01/22

先日、食事中のつぼみ組にお邪魔した時のことです。子ども達の食事の様子を「おいしい?」等と聞きながら見ていました。

ごはん、主菜、汁物とスプーンで上手に口に運んでいるAちゃん、副菜のスティックきゅうりだけポツンとお皿に残っています。そばに座り「きゅうり、少しだけ食べてみる?」と聞くと小さくうなずいてくれました。 きゅうりをスプーンで5ミリ程の長さに切り、Aちゃんの口元にもっていくと、大きく口を開けて食べてくれました。「すごいね。食べられたね!」というとニッコリ。 「もう少し食べてみる?」と聞いてみると「食べてみる」と言って同じくらいの量を食べてくれました。 少しでも食べられて良かったと思い、また他の子のところを回って、Aちゃんのところに戻ってくると、なんとAちゃんから「もう少し食べてみる」と言ってくれました。同じように5ミリ程にスプーンで切って、今度はそのスプーンをAちゃんが持って口に入れて食べました。 「わぁ、すごいね!」と言うと、またまた「もう少し食べてみる」と。このやりとりを繰り返して、きゅうりを完食! 苦手なきゅうりを食べ終えて、全身に達成感をまといながら、「きゅうり食べたよ」と近くにいた保育士に言うと、「すごーい! 食べられたね!」と。褒められて、とても嬉しそうなAちゃんでした。

子どものチャレンジしてみようという気持ちはすごいパワーを持っているのだなと思いました。

少し食べてみようかな、時には嫌いに戻ったりしながら、好きな食べ物が増えていくような給食ができたらと思いました。

栄養士 A.S

 

 

保育士の行動を

2021/01/20

最近子どもたちの中で保育士の行動や言葉を真似している姿があります。

毎日0,1歳のクラスでは活動の時間の前に絵本の読み聞かせの時間を過ごします。子ども達も毎回楽しみにしていて、保育士が読み聞かせの本を取りに行こうとするとそこに付いてくるほどです!歌も覚えてきて一緒に歌う姿があります。

これはとある日中の時間。最初は一人の子がたくさんの本を持ってきていました。そして壁に背中をつけ、そこに絵本を入れ始めました。「なにをするのだろう」と保育士が見ていると背中から絵本をだし、読み聞かせを始めました。しかもびっくりなのが絵本の)持ち方や話し方までそっくり!それを見た数人の子どもたちも集まってきて一緒にやり始め、大盛り上がりでした。

普段から大人の行動や言動をよく見ているなと改めて感じさせられました!

保育士S,K

令和2年つぼみ組の流行語

2021/01/15

絵本や紙芝居が大好きな2歳児クラスの子ども達。保育士の読み聞かせた絵本から、クラスで流行語のように広まった言葉があります。「もったいないばあさんが来るよ」です。『いただきます』という、もったいないばあさんシリーズの絵本。その内容は、一人の女の子が、ご飯もパンも野菜も海藻もみんな嫌い!食べたくないと。そこへ「もったいない、もったいない」と言っておばあさんが登場します。見た目もインパクトのあるおばあさん。子ども達はちょっぴり怖がりながらも絵本を見入り、「もったいなーい!」と真似します。
実際の給食の時間。好き嫌いが出てくる年頃でもあるため、「これいらない」「好きじゃなかったの」ということもしばしば。すると側で食べているお友達が「もったいないばあさんが来るよ」と忠告します。言われるとバツが悪そうに。やっぱり無理!と食べられない子もいれば、「食べる前に減らしておくとよかったね」と保育士が量を減らすとがんばって食べる子もいます。
食後のうがいの時、コップに注ぐ水の適量が分からず並々入れたり、水を流しっぱなしで服を濡らしてしまったり。そんな時も保育士が「お水もったいないよ」と声をかけていることもあって、「もったいない」は子ども達に徐々に浸透していきました。
年末年始の長いお休みが終わり、また子ども達が「これ読んで」と絵本を持ってきました。色々な動物が出てきて歯磨きを楽しそうに行い、歯がピカピカになったと喜んでいるお話を読んでいた時のこと。「もったいなーい!」と子どもが言い出しました。その子は絵本の歯磨き粉を指差しました。歯磨き粉が出過ぎてしまったように渦を巻いて長く伸びていたのです。「そうだね、もったいないね!」と子どもの気づきの成長を感じました。

保育士N.W.

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