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園のこだわり

虫に触れ学ぶこと

2021/05/12

春の草花、虫たちを沢山園庭でみられるようになり、子どもたちはどの年齢の子もお花や虫を身近に触れ過ごしています。
2歳児クラスの子どもたちも園庭へ行くとすぐに虫探しをはじめます。
保育園の園庭には畑があり、その畑の周りで虫を見つけた経験がある子どもたちはすぐさま畑へ。
1人の子がアリを見つけるとみんなで囲みジッと観察をはじめ、「どこ行くのかな?」「なんか食べてるのかな?」など色々と話をしています。しゃがんで見るよりももっと近くで見たい思いが強く、いつの日からかうつ伏せになり地面ギリギリまで顔を近づけて見るようになりました。
最近は見るだけではなく触ってみたいとの気持ちもでてきて、カップを使ったり、手で捕まえようとしています。素早く逃げてしまうアリを必死になって捕まえようとしている子どもたち。何度も挑戦するうちにアリを上手く捕まえたはいいものの、力加減が分からずつぶしかけてしまうことがありました。手から離してありが動けなくなっている姿を見てちょっと悲しそうな表情をしていました。「ありさんちょっと痛かったみたいだね。みんなもギュッとされたら痛いよね?」と話をすると「うん、痛い。」「痛いの嫌だね」と子どもたちから答えが返ってきました。「アリさんを近くで見たい時は、優しく触ってあげようね!」と伝えると「うん!」との返事が…話をしたからと言ってすぐに優しく触るなど力加減が上手にできるわけではありませんが、話をした後からお友だちが捕まえようとすると「優しくね!ギュッとしたらダメだよ!」と声を掛け合う姿があります。小さな虫にも命があることや、どうやって触れていったらいいのかなど動植物に触れる中で気づいていって欲しいなと思います。
保育士M.Y

小さな生き物

2021/05/05

寒さも和らいで暖かくなったある日、園庭で遊んでいる時に年少男児が地面に顔を近づけて何かを探していました。花びらを拾っているのかな?と思い近づき、「何しているの?」と聞いたところ「アリがいるんだよ!」と教えてくれました。その一言を聞いたお友だち何名かが「どこにいるの?」「僕も探す!」と集まってきました。「ここにいるよ!」「見つけた!」と興奮している子どもたち。「アリをお家に帰してあげなくちゃ!」と必死にアリを捕まえようと親指と人差し指を使い、つまもうとする可愛らしい姿が見られました。

その後も「ここにアリの家があるよ!」「ここからもいっぱいアリが出てきた!」「赤ちゃんのアリもいる!」とアリの観察を続けて発見した事を次々とお互いに教え合い、戸外遊びのほとんどの時間をアリ探しに費やして楽しんでいました。

大人にとっては「アリがいるな」の一言で終わってしまうであろう小さな生き物一つに対すしていろいろな発見が出来たりや優しさを持てる子ども達の姿見て、子ども達の何気ない発見を大事にしてきいたいなと思いました。(T.O)


手作りおもちゃ

2021/04/28

保育園には様々なおもちゃがあります。おままごと、ブロック、積み木、パズル…と市販のおもちゃはもちろん保育士の作ったおもちゃもあり子どもたちに人気です。
0.1歳児クラスではペットボトルで作ったジュースや、板に取り付けたハンドスピナー・バスの降車ボタン・使わなくなったTVのリモコンなど。
ボタンを押したり指先や手で回して楽しむのが好きな時期なので作ったそうです。
くるくると回すのはもちろん、回っているものをじっと見つめたり回っているときの音も楽しんでいます。
2歳児クラスでは、園内の春の花の写真を撮って作った絵本や、ペットボトルで作ったマラカス。
絵本が好きなクラスなので、園庭の自然をお部屋でも楽しめるように作ったそうです。マラカスでは中に入れる物で音が変わるので、お米やパスタなど振って音を出して好きな音色を聞き比べています。
3.4.5歳児クラスでは、色当てカードや園庭の様々な砂をペットボトルに入れたもの。
色の名前や、園庭の自然に興味を持てるように作ったそうです。
神経衰弱のようにゲームを楽しむのはもちろん、周りで見ている子も「あか出たね」「ピンクここかな?」とみんなでコミュニケーションを取りながら楽しんでいます。
それぞれ子どもが普段遊んでいる様子から、ヒントを得て作っています。
他にも保育士が得意分野を生かして、木製の竹馬や手芸で作ったおままごとの食材などがあります。(ちなみに、ペットボトルで作ったジュースはどのクラスにありますがボトルの大きさが違い、それぞれ使う子どもが持ちやすい大きさで作っています)
市販の物に比べて壊れやすい点もありますが、今の子どもたちが遊びたいものは?
興味のあるものは?
こんなのがあると遊びが盛り上がる!
と、思いついたらすぐに用意して提供出来るのが手作りおもちゃの強みです。

先日も、スマートフォンに興味がある子どもたちへ手作りおもちゃを作ろうとしている保育士の姿がありました。
「サイズは子どもが持ちやすい、実物よりも小さいのがいいよね?」
「ダンボール切って作る?」
「画面はマジックで描けばいいかな?」
「子どもも本物使いたいから、実物と同じ画面を縮小して貼れないかな?」
などと相談しながら、ミニサイズのスマートフォンとタブレットが完成しました。
子どもたちは喜んでくれるかな?ワクワクドキドキしながら、保育士は子どもたちを待っています。

保育士 M.I

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