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園のこだわり

お友だちの存在

2021/09/22

4月から0歳児クラスの子と一緒に過ごし5ヶ月が経ちました。入園当初は保護者の方と離れる際に泣いてしまったり、保育士のことを後追いしたりと甘える姿も多くありました。今でもまだその姿はありますが、以前よりも減ってきてしまい成長を感じると共に…嬉しさもありますが離れて行ってしまう寂しさもあります。

 

1つ目の場面では、最近室内環境を変えゴロゴロゾーンを設置しました。元気いっぱい遊ぶことも大事ですが、ゆったりと体を休めることも大切ですよね。Aくんがお気に入りの玩具を持ちながらマットにゴロ~ン。しばらくするとBくんも来て2人でゴロン。特に何か話すわけではないですが、同じ場所で同じ体勢で同じ気持ちを共有しているのかな?と見ていて微笑ましく思えました。

2つ目の場面では、Cくんがブロックを組み立てていました。Dちゃんは少し前からいましたが、背を向けて他の遊びをしていました。ふと後ろを向きじーっとCくんが遊んでいる様子を見ていると、近くにあった同じブロックを Cくんが遊んでいるブロックに差し込もうと手を伸ばしていました。自分でやりたい!ともしかしたら拒まれてしまうのでは?と見ていましたが、それとは逆にその行動を受け入れ2人で組み立て始めていました。何度も挑戦すると、カポっとハマり2人でケラケラ笑い合っていました。

 

初めは保育士との関わりや1人遊びが主でしたが、集団生活を通し友だちへの興味が出てきて意識するようになったのではないかと思います。楽しさや嬉しさだけでなく、思い通りにいかず悔しさや我慢することも今後は増えてくるかと思いますが、そういう経験や気持ちを沢山味わいもっともっと成長する子どもたち、これからの保育でどんな関わりが見られるか楽しみです!

保育士F・T

「素朴なおにぎり」

2021/09/17

 

4歳児クラスのA君に「給食の先生、今日のおやつのおにぎりね、いつも少ないのにしていたけど、多いのをもらって全部食べたよ。食べてみたらね、おいしかったよ。」と声をかけてくれました。

お昼の主食がパンの時、午後はおにぎりやピラフ等のお米のおやつにしています。
ワカメやしらす、ゆかり、おかか等の素朴な味のおにぎりは子ども達に大人気とはいえません。ツナやひき肉を使った油脂の味、濃いめの味がするおにぎりはよく食べています。
保育士の案で、この素朴な味のおにぎりを楽しく食べてもらえるように、動物の形をした海苔をつけることにしました。海苔の効果はかなりありました。見た目がいつもと違うだけて、こんなにも違うのかと驚かされました。海苔つきのおにぎりは何回か提供しましたが、A君がおいしかったと言ってくれたのは「ワカメとゆかり」のおにぎりで、しかもその時は海苔がついていませんでした。それでも食べてみようとしてくれて、食べてみたらおいしかったと感じてくれたこと、それを話してくれたことをうれしく思いました。
食生活が多様化して、おいしい物の選択肢がたくさんありますが、ワカメやしらす等のやさしい塩味、おかかの旨味や風味、食材の持つおいしさをもっと伝えられたらと思います。

栄養士 A.S

虫への思いやり

2021/09/15

ここ数日涼しさが増し、子ども達が大好きな園庭で遊べる日が増えてきました。

 

園庭ではコンビカーやすべり台、砂場など子ども達のお気に入りはたくさんありますが、その中でも最近2歳児の子ども達が特に気に入っているのは虫探しです。

アリが歩いている姿を見つけては「アリさんいたよ」と教えてくれて指を差したり追いかけたり、中には「こっちにおいで~」と可愛らしく呼ぶ姿もあります。

先日いつものように園庭に出ると、畑にコオロギがいました。普段あまり見る事のないコオロギを見て、「これはアリかな?」「カブトムシじゃない?」と名前を予測し合う姿が見られました。保育士がコオロギだと伝えようとすると、虫が大好きなAくんが「これはコオロギだよ!」と教えてくれました。そこで保育士が「コオロギって言うんだって」と小さく呟くと、「コオロギだって!」「ママに教えよう!」と嬉しそうに言い、ジャンプするコオロギを目で追い始めました。

そこで、保育士がコオロギをそっとバケツの中に入れてみると、今度はBくんが手に持っていたドングリをバケツの中へ・・・何をしているのか聞くと、「コオロギさんのご飯だよ」と言いました。だけど、コオロギは中々ドングリの近くに行きません。するとその様子を見ていた他の子が、「葉っぱなら食べるんじゃない?」「木だよ!」と次々に言い、葉っぱや木を探しバケツに入れました。

また、葉っぱやドングリをあげる中でコオロギを触ろうとする子がいると、「優しく触るんだよ」と声を掛け合う姿も見られました。

結果、コオロギは大きくジャンプをしてバケツから姿を消してしまいましたが、子ども達は再び畑へ戻り虫探しを再開していました。

 

数ヶ月前までは力加減も難しく、保育士が側についていないと今にも虫が潰れてしまうのではないかと心配していたのが正直な気持ちです。

ですが、今では虫の名前を予測したりご飯をあげようとしたり、優しく触るという思いやりが生まれたことを間近で実感する事が出来て、子ども達の成長に喜びを感じたとともに、こうして命の大切さを知っていくのだな、と感じる事の出来ました。

 

保育士A・Y

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