MENU CLOSE

園のこだわり

やってもらった経験

2021/10/13

2歳児クラスでは、1人で集中してパズルをしたり、電車を走らせたりと遊びこむこともありますが、最近お友だちと一緒に遊ぶことを楽しむ姿が増えてきました。
保育園に来て遊ぶ中で「○○ちゃんまだ来ないかな?」とお友だちが来ていないことに寂しそうにしている子もいます。少ししてお友だちが登園してくると、「あっきたー!」と嬉しそうにお友だちの方までかけ寄り「○○ちゃん、これで遊ぼう!」と誘いにいっています。

そんなお友だちとおままごとで遊ぶ中で、お料理をしたりお人形をお世話したりとごっこ遊び楽しんでいました。
「ちょっと静かにしてね」とAちゃんがまわりのお友だちに声をかけていました。ふと見ると、抱っこ紐でお人形を抱いてトントンしながら、リズムをとって揺れていました。
一緒にいたBちゃんは、「今寝そうだから、ちょっと静かにしてあげてね」と他のお友だちに声をかけ、まわりの子たちも「わかったよ」と小声で答えていました。
少ししてバンダナで用意した布団に下ろし、「もう寝たから大丈夫だよ!でも大きな声は出さないでね」と言って一緒に横になっていました。

そのあとも「赤ちゃんが起きたからごはんの時間ね」とごはんを作り、スプーンに乗せフーフーしてから「あーん」と声をかけながら口へ運んで食べさせいました。

おままごとの中での出来事ですが、子どもたちの会話や動作など見ていても、普段の保護者の方や保育士の姿を見て色々と吸収しているんだなぁと感じます。
お母さんや先生たちは、こんな風にごはんを食べさせてくれるな、寝かせてくれるななど普段して貰っていることを、そのまま赤ちゃんの人形に対してやっていると思いました。色々とやり方など知らせていく場面もありますが、これはこうだよ!と言葉で伝えていくことだけでなく、子どもたちが実際にして貰ったり、見て学ぶこともたくさんあるんだと感じました。
色々と見たり、体験する中でたくさんのことを吸収していって欲しいです。
保育士M.Y

気持ちを言葉に。

2021/10/08

0.1歳児クラスの担任をしていると、この子は今何を感じているのだろう、、思うことがたくさんあります。01歳児は言葉で気持ちを表現することが難しい年齢であるからこそ、子どもへの理解を深めるためにたくさんたくさん考えます。

あるお昼ご飯を食べている時のことです。食事用のエプロンを忘れてきてしまったAくん。いつも着けてるものがないことが納得できないようで、その日は全くご飯に手が付かず、泣きそうな声をあげていました。そんなAくんの様子をじっと見ていたB先生が「いつもちゃんとエプロンつけてるもんね」「お洋服汚れるの嫌だよね不安だよね」とAくんが抱えている気持ちを読み取り、言葉で代弁していました。AくんはB先生の言葉を聞いて「やだ、、、」と答えていました。B先生の言葉によってAくん自身が自分の気持ちに気づき、伝える事ができたのかなと思いました。
B先生のように気持ちを言葉で表すことで自分はいま楽しい!悔しい!悲しい、、、などの気持ちに気づく事ができるのではないでしょうか。そして自分の気持ちを知るということは、自ずと相手の気持ちを知るきっかけにもなると思うのです。
あらためて子どもたちの気持ちを丁寧にくみとり、言葉にして伝えることは大切なんだなと感じた瞬間でした。

後日、Aくんは自分のエプロンがあると嬉しそうに保育士にエプロンを見せていました!

保育士 M.W

子ども同士のやりとり

2021/10/06

345歳児クラスでは、毎日子ども同士のさまざまなやりとりが繰り広げられています。困っている子がいたら「どうしたの?」と声を掛けたり、お茶をこぼしてしまったら雑巾を持って駆けつける子がいたり、泣いている子の頭を撫でてティッシュを持ってきてくれる子など…思いやりに溢れているなぁと感じる日々です。その中で、1つのエピソードをご紹介します。

お部屋であそんでいた時のこと。組み立て式の平均台を用いて運動あそびをしていました。組み立て式なので、さまざまな形に組み合わせることができるのですが、子どもたちが徐々に難しい形を求め、平均台同士の間隔が大きくあいていました。その間を順番にジャンプして渡っていたその時、3歳児のAくんが思い切り転んでしまったのです。泣き叫ぶAくんに保育士が近づこうとすると…5歳児のBくんがさっと駆け寄り「大丈夫?」と立ち上がらせて端に連れていきました。そこでAくんは少し涙を流しながらも少しずつ落ち着いていきました。すると、Bくんは空き箱を使って制作で作った宝箱の中から、手のひらサイズの発砲ポリエチレンシートを持って再びAくんの元へ。そして、Aくんがぶつけた足にシートを巻き「40秒したら治るからね」と言って去っていきました。AくんはBくんのその言葉を聞いて大きくうなずき、しばらくすると自ら立ち上がることができたのです!さらに驚いたのが、そのあとAくんは急ぎ足でカバンの中から自分で塗った塗り絵を出し、Bくんの元へ。自分の塗り絵を渡したのです!Bくんは少し驚いた表情をしながらも「ありがとう!」と言い、その塗り絵を宝箱に入れていました。助けてもらったそのお礼なのでしょうか?お互いが相手のためを想って考えたその行動にとてもほっこりしました。

保育士があとでBくんに聞いたところ、シートは湿布として渡したそうです。子どもたちの発想力には本当に驚かされます。

 

 

保育士M・H

園のこだわり 園からのこだわりの発信です 採用情報 子どもたちの為に一緒に働きませんか?