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園のこだわり

楽しさも、葛藤も…

2024/08/09

8月になり、毎年恒例の年長児特別保育(わくわくDAY)を行いました。子どもたちと話し合いの末、活動内容を決めていくのですが、今年度は“お店屋さん”に決定!どんなお店にする?そのお店には何があるの?と、子どもたちと話す中で決めていき、おもちゃ屋さん、食べ物屋さん、お化け屋敷、ファッションショー、ボール屋さんの5つをすることに。約1ヶ月前から準備を開始しました。お店屋さんをやる!と決めたはいいものの、どうやって作ろう…?と戸惑う姿を見せていた子どもたち。何度か準備を行う中で、これも作りたい!あれも作りたい!とアイディアが浮かんだり、友だちと一緒に取り組む様子が見られるようになりました。

「あと2回(の準備日)で、みんなの(全員分の品物)完成するかな?」と責任感を持ってからかこそ、心配に感じる姿や、同じグループ全員で作りたいのに、なぜか別行動になってしまうと葛藤を感じる様子も見られた準備期間。前日になり、グループの班長を伝えると、喜ぶかと思いきや、少し顔が強張り“できるかな?”とプレッシャーに感じる姿もあり、みんなが楽しめる1日になるか保育士は不安を抱えていました。

わくわくDAY当日子どもたちは「たのしみ!」と期待感を抱きながら登園。お店屋さん活動も順調に進み、プレッシャーを感じていた班長も当日になると張り切る様子も。

次の登園日に、子どもたちに何が楽しかった?と聞いてみると、自分のお店でたくさん物を売れたこと、友だちのお店に行けたことと、たくさん話してくれる子どもたち。Aちゃんが「私はおもちゃ屋さんの電車の乗り物に乗れたことが楽しかった!」と話すと、電車を作ったBくんは「Bが作った電車屋さん?!」と驚き、喜びを感じる表情を浮かべる場面も。

わくわくDAYを通して、楽しいことはもちろんですが、友だちと協力することの難しさ、うまく進まないことの葛藤、責任ある役割へのプレッシャー、自身が作ったもので、他者が喜んでくれると言う嬉しさなど、たくさんの思いを経験できたのではないかと思います。

保育士M.H

いろんな遊び方♪

2024/08/02

1歳児クラスのお部屋にはピタゴラスという磁石同士を自由に組み立てて遊ぶ玩具があります。4月からピタゴラスを出していたのですが、最初のうちは1人では組み立てられず保育士と一緒に組み立てて遊んでいました。しかし、最近ではほとんどのお友だちが1人で組み立て、さらには他の玩具と併用し遊びを展開する姿が見られるように!難しくても繰り返し遊んでいく事で、組み立て方を学んでいったのだと思うととても関心します。

子どもたちがピタゴラスを使ってどんな遊びを楽しんでいるのかをちょっぴり紹介したいと思います!

まずは、窓の縁に磁石を置いてさらに上下左右に磁石を繋げていく遊びです。高く積み上げていったり、四角の上に三角の磁石を置いてお家に見立てる姿がありました!ステンドグラスのようで綺麗ですね♪

次に、『○○のお家』です。主に四角形の磁石を箱型に組み立てていきます。子どもたちが一番得意な組み立て方のようで、なかには自分の身長と同じくらいの高さまで高く組み立てるお友だちもいました!また、箱を家に見立て、中にお気に入りの車や人形を入れては磁石を一枚だけ外し中を覗いて玩具を探す遊びを楽しむ姿がありました。

他にも子ども達は保育士が思いつかないような遊び方を発見し全力で楽しんでいます。そういった姿があるからこそ、私たちももっと子どもたちが楽しく遊びに集中できる環境を作っていこうと思えるのです!これからもいろんな遊びを見つけていこうね♪

保育士M・W

色々な形の人参

2024/07/26

幼児クラスの子ども達が食育で、スライスした人参をクッキーの型で色々な形(星・ハート・ダイヤ・ドロップ・花など)に型抜きをしました。子ども達が型抜きした人参は給食室で茹でて、その日の給食で食べられるようにします。
食事の時間に幼児クラスを見に行くと、自分たちで型抜きした人参を食べている子が「給食の先生、この人参、ぼくやったよー」「今食べてるの」とニコニコしながら教えてくれます。
形が崩れないように慎重にスプーンの上にのせ、じっくり見てから口に運ぶ子、他の子と形を比べて違いを楽しんでいたりと様々です。
人参の型抜きするの楽しかった?と聞いたら「楽しかったー!」「ちょっと手が痛かった」「(なかなか出来なくて)大変だった」という感想が聞こえました。
食べてみた感想は「おいしいよ」という声の他に「なんか、いちごの味がする」と想定外な答えが。そのまま茹でただけの人参ですが、いちごの甘みと同じだったのでしょうか。楽しい感想に癒されました。
子どもは大人が感じない(もしくは美味しさに感じる)野菜の「えぐみ」や「苦み」を敏感に感じ取り、その苦味を本能で「毒」と感じるので、苦手な子が多いです。食べても大丈夫だった経験や、大人が美味しそうに食べていたという経験を経て、野菜を美味しく食べることを学習していきます。今回、人参が苦手な子も食べていました。「やっぱり、おいしくないなー」という表情をしている子もいましたが、好きな食べ物が増える、なんでもおいしく食べられるきっかけになれば良いなと思います。

栄養士S.A

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