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園のこだわり

愛情たっぷりお世話をしたら・・・

2023/02/15

先日、2歳児クラスのお部屋に赤ピンクのヒヤシンスのお花が咲きました。

保育者が球根とプランターを準備したその日から興味津々の子ども達。ヒヤシンスは根っこが伸びるまで黒い画用紙を球根の部分に覆い育てていきますが、黒い画用紙で覆われている様子を見て子どもたちが「帽子みたい!」「帽子被るんだね!僕たちと一緒だ!」と嬉しそう!親近感が湧いたようです(笑)それから毎日観察をする子ども達。根っこが伸びると「あっ!なんか長くなったねぇ!」「いつお水きれいにするの?」と興味津々です!お水を替えるときには子どもたちが抱えると大きなプランターを両手で大事に抱えて水道まで行き「〇〇ちゃんこれ持ってて!」「〇〇くんがお水入れたい!」とみんなで話しながら毎日毎日愛情たっぷりお世話をしてくれていました。根っこが伸びると黒い帽子は無くなります。保育者が帽子を取った次の日の朝、「あれ?帽子がない!無くなっちゃったのかな~?」と心配する子ども達。保育者が長くなった根っこを見せてそろそろつぼみが大きくなる事やお花が咲くまであと少し!」という事を簡単な言葉で伝えると「みどりいろのお花が良いな!」「ピンクが良い!」「赤が良い!」と色当てゲームの始まりです。毎日話しかけてくれる子ども達の期待に応えてくれているようにヒヤシンスもどんどんとつぼみが伸びて約1か月で花が咲きました!色は・・・「あかとピンクが混ざった赤ピンクだ!!」と子ども達も大喜びでした。花が咲いてから現在も毎日「綺麗だね~」「緑じゃなかったのか~」と喜ぶ姿や少し期待とは違った残念な様子の子も…(笑)しかし、一輪のヒヤシンスを通して毎日お世話をする事で成長していく過程での生命の大切さや、大事に育てると大きくなる事など子ども達も沢山の物を得られたと実感したことと思います。現在は園庭で春に向けてチューリップの水やりを行っています。今から春の訪れが楽しみです。

保育士 N・T

雑巾がけってたのしい!

2023/02/10

3.4.5歳児クラスでは給食後に5歳児がお部屋を雑巾がけしてくれます。
私も小学生の時にやった雑巾がけ、楽しかった記憶はありません。
でも、5歳児はとても楽しいようです。
毎日変わるお当番の子が担当してくれます。
食事が終わる頃お当番の子に声をかけて、準備をします。
保育士が掃き掃除をしている間、担当の子は食べかすが落ちていない所を雑巾がけしています。
Yちゃんいわく「こっちは練習」だそうです。
みんなが食事していてテーブルがいっぱいある所が「本番」とのことです。
普段はテーブルが並んでいるのですが、それを避けてスペースを空けているので広々としていて、そこの雑巾がけがどうやら楽しいみたいです。
それを5歳児はとても楽しみにしています。

この雑巾がけ、保育園の伝統なのです。
それは5歳児になる前の4歳児の1月から始まります。
もうすぐ1年生になる5歳児は、もうすぐ5歳児になる4歳児に雑巾がけのノウハウを教えます。
ペアになって行うので、マンツーマンで教えてくれます。
雑巾の絞り方から拭き方、洗い方や洗うタイミングまで教える子もいます。
3歳児の時から5歳児の雑巾掛けを見ている4歳児には、それはそれは憧れのお手伝い。
とても素直に教えを受け継いでいます。
伝統ってこうやって受け継がれていくんだな、と思わず感心する次第です。
部屋もきれいになるし、体幹も鍛えられバランス感覚も養えて、何より子どもが楽しい!
雑巾がけっていいですね。

 

今年も5歳→4歳への引き継ぎが始まる季節になりました。

保育士 M.I

ピカピカになったよ!

2023/02/09

3.4.5歳児では、食事をもらう際に主食・主菜・副菜それぞれ一人ひとりに食べられる量を聞き、子どもたちが自分で決めた量を完食できるようにしています。大人顔負けの大盛りを持って行く子もいれば、少ない野菜をさらに減らしてほしいと伝える子もいます。

苦手なものが多い3歳児のA君は、進級した時には、「減らす?」と聞くと「減らす!」と答え「減らさない?」と聞くと「減らさない!」とおうむ返しで返答することが多くまだ量を調節することが難しい様子でした。少なめでもらってみるものの、なかなか食べられずに残す日々が続いていましたが、最近少しずつ完食できる日が増えてきました。

先日、久しぶりにA君のクラスで配膳をすると、里芋の煮物を指差し「これ(里芋)は2つ、にんじんはひとつ」と伝えることができて驚きました。きのこごはんは「このくらい」と普通の量のものをもらい、鯖の塩焼きは「いっぱいください」と言っておかわりつきのものを持っていきました。完食できるかな?と心配する保育士をよそに「ピカピカになったよー!」と嬉しそうに食べきったお皿を見せてくれました。

進級してから約1年経ちますが、その中で自分の食べられるものと苦手なものが少しずつわかるようになってきて、完食する喜びを感じられるようになった姿に嬉しく思いました。
一人ひとりの成長をより感じられるこの時期、保育士になってよかったなと思うことがたくさんあります。

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