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園のこだわり

かぼちゃの種取り

2023/09/20

先日、食育で給食に使う「かぼちゃ」を3歳から5歳の子どもたちに種を取ってもらいました。

大きなかぼちゃを見て「大きい!」「かぼちゃだ!」と歓声が上がりました。保育士から「重たいと思う?軽いと思う?」の問いかけに「重たいよ!」「軽いよ!」と答えていましたが、かぼちゃを持ってみた子どもたちは、「重た~い」と言っていたり、「軽いよ!」と頭の上まで持ち上げる子もいました。

4分の1に切ったかぼちゃを子どもたちに渡して「どうやったら種取れるかなー?」と問いかけると手で種を取り出す子や手で取るのが難しい子は「スプーン欲しい」と保育士に言う姿もあり、スプーンで種をすくって取っていました。綺麗に繊維や種がなくなるまで夢中になって種取りを行っていました。

次の日に、子どもたちが種取りをしたかぼちゃが「かぼちゃの煮物」として給食に出ると、いつもは苦手であまり食べない子でも少しでも挑戦してくれたり、美味しいと言ってくれたりと様々な反応がありました。今は苦手な食べ物も、楽しい食体験や思い出によって大好きな食べ物に変わっていくといいなと思います。

保育士S.T

 

異年齢から学ぶ子どもたち

2023/09/13

0.1歳児クラスでは子どもたちの気持ちを尊重し、1歳児クラス(ひよこぐみ)の子も0歳児クラス(ほしぐみ)の子もお互いのお部屋を行ったり来たりできるようにしています。最近ではひよこぐみの子が保育士に「(ほしぐみのお部屋に)行っていい?」と聞いてから部屋に入ったり、ほしぐみの子もひよこぐみのお部屋を指差して(あっちに行きたい!)と伝えてくれるようになりました!

お部屋の中では異年齢で関わる姿もあります!最近ではこんな出来事がありました。

 

ほしぐみのお部屋が好きで、よく遊びに来てくれるひよこぐみのAちゃんとBちゃん。Aちゃんが柔らかいクッションの上にごろんと寝転がってまったりしていると、(気持ち良さそう!)と思ったのか隣にコテンと同じ向きで寝転がったほしぐみのCちゃん。2人とも会話をすることはありませんが、なにか通じ合っているように一緒に寝転がっていました。可愛らしいな~と思いしばらく見ていると、その光景に気付いたひよこぐみのBちゃん!AちゃんとCちゃんの間に座り込み、片手ずつで2人の胸のあたりをトントンし始めたのです!Aちゃんはトントンしてもらい気持ち良かったのか、ゆっくりと目を閉じていて、その姿はまるで保育士が子どもたちをトントンして寝かしつけている光景のようでした!(笑)しかも二刀流!思わず静かに笑ってしまいましたが、ほしぐみのCちゃんも嫌がる事なく、なんだか落ち着いた様子で気持ち良さそうに寝転がっていました♪

しばらくすると、トントンするのに満足したのかBちゃんも一緒に寝転がって3人でごろごろ、、、。とても可愛らしい一場面でした!

異年齢での関わりを見ていると、面白い事が沢山あります。今回は、ほしぐみの子がひよこぐみの子の姿を見て寝転び、ひよこぐみの子が保育士の普段の姿を模倣してトントンする。という姿でした。子どもたちは日々他のお友達や大人の行動をよく見て、様々な関わりをしたり、学びを得ているのだなと感じた出来事でした。

保育士A.S

わくわくDAYを通して…

2023/09/06

8月には年長行事のワクワクDAYがありました。まずは話し合い。どんなことをしたいか年長児と一緒に決めていきました。子どもたちからは、お店屋さんをやってみたいとのこと。アイス屋さんや、おもちゃ屋さん、ドレス屋さん、中華屋さんなどのお店をやることに。どんなお店にする?そのお店には何があって、何を作る?と話し合う中で、それぞれのイメージを伝え合い、画用紙や段ボール、カラーポリ袋といったたくさんの素材を使って、商品を作りました。

6月頃から徐々に準備を始め、ついに前日に。ワクワクDAY前日の準備は、お店屋さんのセッティング。遊戯室に並べられた机に、これまで作ってきた、商品を配置していきます。大きなイベント前は胸が高鳴りますよね!子どもたちも盛り上がりながら、徐々にお店屋さんらしくなっていく遊戯室。そんな中、あるグループは、中々進まない様子…「自分は並べたいのに、同じグループのAくんは遊んでいる」「Bくんが(材料となる素材を)溢した」とチームワークはバラバラ。そんなやりとりがありながらも、設営を終えた子どもたち。

本番はどうなることやらと心配していた保育士ですが、当日はお客さんになったお友だちに、商品を提供することを楽しんだり、店員さんになりきることを楽しんだりと、盛り上がりを見せていました!

昼食時間になると、同じ班で食事をすることになったAくん、Bくん。特別給食のため、丼物にきゅうりやハムなどのトッピングを好きなように盛って食べられるのですが、机中央に置かれたトッピングにAくんは手を伸ばさず…。食事が始まりしばらくすると、Bくんが「Aくん、これもあるよ!」とトッピングが入っているお皿を渡す姿が。A君がそれを「これ好きなんだよね〜」と受け取ると、他の子たちも「Aくんこっちのもあるよ!」「こっちもあるよ!」と手が届かなかったA君を気に掛けてくれる場面に続きました。A君、B君もチームワークがバラバラになり、相手のマイナス面ばかり捉えてしまう場面もありましたが、“お店屋さん”と言う共通の目的を達成したことで相手を認め合い、見られた場面だったのではないかと感じます。

今回のワクワクDAYのねらいはもちろん楽しむこと!でもその中で意見のぶつかり合いがあったり、自分の思いが通じなかったりと、協同することの難しさに触れた子もいたのではないでしょうか。友だちと考えが異なるからと、批判したり、諦めてしまうのではなく、考えが合わないながらも工夫をし、折り合いをつけることで、乗り越えていける力を身につけていってくれればと感じています。

保育士M.H
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