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園のこだわり

子どもたちの主張の仕方

2023/11/08

11月になりましたが、今年はまだまだ日中の暖かい日は続いていますね。保育園の子ども達も元気いっぱいで遊ぶ日々です。最近のひよこ組(1歳児)の様子なのですが、子ども達にも少しづつ変化が見られてきました。自我が出てきて、言葉や主張もするようになり、「これがやりたい!」「あっちがいい!」「これは嫌だ!」言葉で伝えてくれる子もいれば、喃語や指差しなど身振り手振りなど表現方法は様々です。いわゆる、イヤイヤ期の初期段階…といったところでしょうか?(笑)

今回はそんな子どもの主張の関わり方で、最近私が体験した事をお話します。
おしゃべりが大好きなAちゃんは、保育士がお昼の時間に昼食の配膳が始まるとすぐにその近くまでやってきて、じーっと見つめたり食べたいとアピール。もちろん食事が開始してからもずっと近くにいます。始めの方は自分で「お腹が空いた。ご飯食べたい。」と素直に気持ちが言えたり、保育士の方から「お席空いてるから食べる?」など声を掛けていました。しかし、最近のAちゃんはしっかりお話はしてくれず「あーあーあーあー」というアピールの仕方に変わっていました。Aちゃんなりに甘えたかったのでしょうか?それとも先生からの声掛け待ちだったのでしょうか?その姿が見られるようになってきてからの始めは、保育士から食べるか聞いていました。しかし、その姿はしばらく続いていました。なので、その日は少し聞かずに、どうするのか様子を見てみることに。他の子は「食べたい」や指差しで伝えてくれていました。お友だちが次々に食事に行くのを見て、涙目になりながらも「あーあー」と訴え続けます。保育士がAちゃんの近くへ行きご飯を食べたいか聞きましたが、Aちゃんも不貞腐れたのか、返事をしなくなってしまいました(笑)「食べたいときは、しっかりお話して欲しいな。」と伝えると少し納得した様子。Aちゃんが食事を始め、パンのおかわりが欲しいのか、「先生、パンなくなっちゃった。おかわりください!」と言えました。私はすごく褒めました!Aちゃんも満面の笑顔になり、その後も何度も「おかわりください!」と言ってくれるようになりました。私はつい嬉しくておかわりをたくさんあげてしまいました(笑)

自分の気持ちと保育士の気持ちと、すれ違うことも、もちろんあります。その度に子どもも自分でやりたい、先生にやってほしいなど、毎回気持ちも違うものです。そんな、子ども達の全力の主張に、保育士も全力で向き合えていけたらと思っております。

保育士A・I

ブルーベリーができました

2023/11/01

園には色々な木が植えられています、そのなかのひとつにブルーベリーがあります。
玄関前にあるので、実が熟す前から出来ているのを知っている子もいました。
8月の暑い日、だいぶ熟してきたので5歳児と一緒に収穫しました。
たーくさん収穫して、どうする?と子どもたちに聞いてみると「ジャムにしようか?」という返答でした。
(実は、昨年もブルーベリーの実がなったのでそれを収穫してジャムを作ったのです。)
たくさんのブルーベリーを持ちながら、色々な先生に見せて回りました。洗って冷凍して後日ジャム作りをすることになりました。

量をはかると、330gも獲れたブルーベリー。全員で食べるには少ないので、市販の冷凍ブルーベリーも買って来てたくさんジャムを作って他のクラスにもおすそ分けすることにしました。
子どもたちとジャム作りを始めるとのぞきこんだ子どもたちから色々な声が上がります。
「水が出て来た!」「ジュースみたい」「氷いれるの?つめたくないね(氷砂糖を使用しました)」
「においしてきた」「おいしいー」
などなど、笑顔と共に口々に出てくる言葉に笑ったり共感しながら無事完成。

家で1人で作ったらあっという間の出来事も、子どもとやるとこんなに盛り上がります。
自分たちで収穫して、目の前で調理して食べるという経験をしながらいろいろおいしく食べてこれからも健康に過ごして欲しいと思います。
失敗しないで良かった、と胸をなでおろしながらみんなで美味しく食べました。

給食の先生、喜ぶかな?

2023/10/25

好き嫌いが少しずつ出てくる2歳児クラスでは、ご飯を食べる前に「これは食べられる?」「食べたくないのある?」と子ども達とのやり取りを大切にしながら、子どもが苦手だと思ったり「食べたくない」と言ったものは減らすなど工夫をしています。中でも、野菜が苦手な子は多く、減らしたとしても残す子はいます。大人でも苦手な食べ物はあるので、子どもにも苦手なものはあって当然…なので、食べたくないときに無理強いはもちろんしません。ですが、「食べたらご飯を作ってくれた先生喜ぶかもしれないね」「残したら給食の先生悲しくなっちゃうかな?」と作ってくれた人がいることや、その人たちの思いを伝えたり、「少しだけでも食べられたらもっと大きくなれるかな?」と子ども達が「食べたい!」と思えるような声掛けをしています。それでもどうしても食べたくないときは、「次は食べられるようになるといいね」と次に繋がる声掛けも意識しています。

そんなある日の2歳児クラスでの食事中、主菜(豚肉と大根のあんかけとじ)に入っていた大根を食べたくないから減らしたい、と言ったAちゃん。「1個だけ置いておくから、食べられそうだったら食べてみてね?」と伝えて、1個だけ残してみました。ご飯を次々と食べ、後半に豚肉少しと大根だけが残りました。「Aちゃん、大根どうする?」と聞くと、「…大根さん食べたら、ご飯の先生嬉しい?」と聞いてきたので、「うん、すごく嬉しいよ!」と伝えました。すると、「じゃあ食べられる」と言って豚肉と一緒に大根を口に入れたのです!飲み込んだあと、「Aちゃんすごいね!食べられたね!」とたくさん褒めると、「ご飯の先生嬉しいね」と笑顔を浮かべたあと、完食して空になったお皿を見て「ピカピカになったよ!」と完食できた達成感にさらに喜んでいました!

少しずつ物事を理解し始めている2歳児だからこそ、作ってくれた人がいることや、食べられたとき、残したときにその人たちや食材がどんな気持ちになるかを伝えることはすごく大切だな、と改めて気付くことが出来ました。また、Aちゃんのように苦手なものを食べられたときの嬉しかった体験が積み重なって、自信に津ながら、少しずつでも食べられるものが増えて行ったらいいな、と感じた出来事でした。

 

保育士A・Y

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