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園のこだわり

散歩

2019/12/25

2歳児クラスでは、秋口から友達とペアで手を繋ぎ、園外を散歩しています。
ぱっとペアが決まる子もいれば、〇〇ちゃんと繋ぎたい!誰とも繋がない!3人で手を繋ぐ!など、出発前から色々な思いが見られます。
「3人で道路を歩くと車にぶつかっちゃうかもしれないね。」と保育士が言うと、3人のうち1人の女の子が、まだペアが見つからないでいる子の手を繋ぎに自分から動きました。彼女は散歩の途中で自分が車道側に代わり、以前異年齢児との散歩で年上の子がしてくれたように自分がお姉さんになって歩いていました。

壁側に寄って歩く、信号の意味、交差点を渡るときの注意など、安全に気をつけて歩けるように保育士が声をかけながら歩いています。その積み重ねから、段々と子ども達の意識が変わりつつあります。道の中央にふらっと行ってしまいそうな相手に「こっちだよ!」と手を引いたり、「信号青になった!」「自転車来た!」「白い線出てる!」と声に出して知らせる姿がちらほら。

すれ違う地域の人と挨拶したり、自転車で出かけようとする交番のお巡りさんに「行ってらっしゃい!お仕事がんばってね!」と声をかけたり。地域の方々にも温かく見守っていただくおかげで、子ども達に育まれていくものを感じます。

保育士 N.W.

思う気持ち

2019/12/20

0.1歳児クラスでは、4月から比べ色々な玩具やお友だち、保育士と過ごしていく中で「おはよう」と自分からドアを開け、入ってくる子が増えてきて笑顔で保護者と離れる姿が多くみられるようになってきました。

そんな中、泣いて登園して来たAちゃん。お母さんと離れるのが嫌でお部屋に入れずにいました。

歌うことも大好きで、保育士が迎えに行き話しをしたり、大好きな歌を歌ったり、抱っこで迎え入れようとしましたが、いつもと違いこの日は、お母さんの洋服をぎゅっと掴みなかなか離れられずにいました。

その様子を見ていた子どもたち。遊びをやめ、どうしたのかな?と心配してAちゃんの近くに集まり顔を覗き込んだり、声をかけてくれる姿がありました。

するとBくんが泣いているAちゃんの近くに来て様子を見た後、おもちゃの置いてある棚の方へ…戻ってくるとペンギンのぬいぐるみを手にして、無言でAちゃんに渡そうとしていました。

Aちゃんはそのぬいぐるみを直接は受け取りませんでしたが、そのペンギンのぬいぐるみを見たあと、少し気持ちが切り替わったのか、自分からお母さんのもとを離れて、お部屋の中のお気に入りの別のペンギンの置いてあるおもちゃの棚へ向かっていきました。 ペンギンを手に取り顔を見ると、にこ~っと笑顔に♡

ペンギンは、ペンギンでもちょっと別のものでしたが、Bくんは、Aちゃんが普段からペンギンのおもちゃがお気に入りで大事に持っているということを見て、覚えていたようです。

まだまだ個々に遊ぶ事も多い年齢ですが、同じ空間で遊んでいる中でも、お友だちが遊んでいる姿をじっと見たり、泣いてる姿を気にしたり、小さいながらも、相手の気持ちを感じようとする気持ちが育っているということにとてもうれしくなりました。

これからも、お友だちを思う優しい気持ちを大切に、日々の関わりに目を向けていきたいと思います。

保育士M.Y

おかたづけ

2019/12/18

園庭での遊びがそろそろ終わろうとしている時のことです。年中児の女の子が、子どもが入れるような大きなケースを押しながら玩具置き場に運んでいました。

始めは順調に押していましたが、玩具置き場までは砂地で押していくのも大変な場所!

進んでいくと目の前に他児が作った泥の山が…。

そのまま押し進めていたものの、泥が行く手を阻み、力が足りず動かなくなってしまいました。それでも頑張って押し進めようとしているとその姿を見ていた一人の年少児の男の子が「動かないの?」「一緒に押そうか?」と声を掛けてくれ、そこからは力を合わせて泥の山に挑戦!

一度は動いたケースでしたが手強い泥の山に力及ばず止まってしまい、男の子は諦め遊びにもどってしまいました…。

また一人で頑張り始めた女の子。私が手伝いに行こうと思った時、ずっとその様子を砂場で遊びながら見ていた年中児の男の子が、そっと近付き何も言わずに手伝ってあげ、女の子は無事に泥の山を越え、玩具置き場までケースを運ぶことができました♪

遊びながらも、困っている姿に気づき助けていた姿に感動し、子どもを見守っているのは保育士だけではなく、子ども同士でも見守っているんだなぁと感じたひと時でした。

保育士 T.O

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