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園のこだわり

節分

2020/02/14

先週、節分の日にちなんで豆まきを行いました。光徳保育園では、毎年獅子舞がやってきて踊りを披露してくれます。獅子舞には自分の中の悪いものを追い払ってくれる役割があるのですが、小さいお友だちのなかには迫力ある獅子舞に泣いてしまうことも。幼児クラスのなかにも実は怖いな…と思っているお友だちもいます。

それでも「明日は豆まきだから!」「獅子舞も怖くないよ!」と張り切るお友だちがたくさんいることに“小さい頃はあんなに泣いていたのにここまで前向きに獅子舞と向き合っているなんて”と成長を感じずにはいられませんでした。

年に一度の獅子舞といってしまえばそこまでですが、このような経験を通して、挑戦したり今までできなかったことを克服したりと、子どもたちなりに色々な葛藤をしながら成長しているのだなと感じました。

獅子舞の踊りを見たあとは、晴れやかな気持ちで園庭へ。みんな弾けるような笑顔で豆まきを楽しみました。自分のお家では思い切り豆まきすることを躊躇してしまいがちですが、年に一度子どもたちと思い切り豆まきをするのが私の楽しみでもあります。

保育園ならではの伝統行事の参加が、子どもたちの糧になっていれば嬉しいです。

担当 T.S

なかよしになるには?

2020/02/07

2~3歳頃は友達との関わりが増え、友達と同じ遊びを楽しみ、玩具の貸し借りを言葉でやりとりするようになります。また、自我が芽生えてくる頃でもあるため、友達とのぶつかり合いも起こります。

ある日のこと、動物ブロックのカメがお気に入りのAくんは、容器におままごとの具材のおはじきとカメを入れ、「カメのエサ」と言って遊んでいました。途中で、その容器ごとおままごとゾーンに置いたまま、別の所へ行ってしまいます。
少しして、おままごとゾーンにやってきたBくん。バーベキューの網に具材のおはじきを次々に入れて焼き始めました。そして、Aくんが置いていった容器からも具材を取ると網に乗せます。
そこへ戻ってきたAくん。置いていった容器の中の「カメのエサ」が減っていることに気付くと、Bくんのバーベキューの網から具材をぱっと手づかみで取り返して持って行ってしまいました。
突然の出来事に、ワーッと泣き出すBくん。網にはまだ具材はたくさんありましたが、「きいろー!」と騒ぎます(具材は何色もある)。事の次第を見ていた私。「Aくんはカメさんのエサで使ってたんだって。きいろがよかったの?」響き渡るBくんの泣き声を他の子も聞きつけ、「きいろあるよ」と余っているものを渡しに来てくれます。床にも「きいろ」は落ちていました。Bくんは「いらない!」と手で払い、泣きが止まりません。周りがなだめようとしてもBくんの納得がいかないのです。当事者同士の解決しかないなと、私はBくんの側につきながら「Aくーん」と姿が見えなくなったAを呼んでみました。
するとAくんが現れ、おままごとの棚の周りを先程の容器を持ちながら真顔でグルグル歩き出しました。何周か歩いた後、ぱっと「きいろ」の具材をBくんの網に乗せたのです。
Bくんの泣きがピタッと止み、AくんはBくんの隣に座りました。2人とも表情が一変し、Aくんが「なかよしー!」と言うと、2人でニコニコ!

Aくんはグルグル歩き回っている間に、お友達にどうすればいいかを彼なりに色々考えていたのでしょう。子ども達はぶつかり合いの経験からコミュニケーションを学んで大きくなっているのだなと、嬉しく思った出来事でした。
保育士N.W

もぐもぐ、がじがじ

2020/02/05

最近の0.1歳クラスではお友だちを気にして遊ぶ姿が増えてきました。その中でも遊びの中で絵本の食べ物を お友だちや保育士の口に持っていき 食べる真似やあげるやりとりを楽しむ姿がたくさん見られます。

そんなある日、0歳児クラスのAくんが保育士とおやつを一緒に食べていると1歳児クラスのBくんが通りかかりました。

Bくんは保育士の隣に座り、Aくんが保育士からリンゴをスプーンで食べている姿を、じっ~とみはじめました。

しばらくみていたBくんですが、自分でもあげたい!と思ったようで、保育士の持っているスプーンに手を添え、お皿に入っているリンゴをAくんの口へ運びはじめました。

Aくんは抵抗する事なく喜んで口を開け食べていましたが、何回かあげるうちに口を開けてくれなくなりました。

Bくんは何度も口の前までスプーンを運びますが、食べてくれません。

どうするのかな〜と見ていると、Bくんは食べる真似をしながら、「もぐもぐ、がじがじ」と声をかけたのです。その姿を見たAくんは真似するように、口を開け食べはじめたのです。

どうやったらAくんは食べてくれるのかな?とBくんなりに考え、普段遊びの中で食べるやりとりを楽しんでいる絵本「モグモグ、ガジガジ」を思い出し「もぐもぐ、がじがじ」とやってみたようです。

そんな姿を見て、大人が伝えなくても子どもたちなりに、日々の遊びや生活を通し経験する中でこんな時はどうしたらいいのかな?

と考えてみることも出来るようになってきた子どもたちの成長に嬉しくなりました。

色々なお友だちや保育士と過ごす中で沢山の経験をして色々と学んでいって欲しいと思います。

保育士  M.Y

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