お友だちと関わる姿が多くみられるようになった0歳児クラスの子どもたち。

ある室内で遊んでいた時のことです。

Aちゃんは黄色いバケツを帽子のようにかぶり「ばあ！」と顔を出す遊びを楽しんでいました。その遊びに興味を持ったBちゃんはAちゃんが持っていたバケツを取ってしまいました。Aちゃんは「かえしてー！」と泣いてアピールしましたが「Bちゃんの！」と言ってなかなか返してくれません。そこで、もう一つ同じバケツを持ってきました。するとBちゃんは持っていたバケツをAちゃんに返し、保育士が持ってきたバケツをAちゃんが遊んでいたように頭からかぶって遊び始めました。無事にバケツが戻ってきたAちゃんも再び帽子のようにかぶって遊び始めました。気づけば、2人で「ばあ！！」と顔を出して笑い合う姿が見られました。

AちゃんやBちゃんのように、お友だちに興味があるからこそ、トラブルになってしまうこともあります。しかし、人と関わるという経験を少しずつ経験していくことで、他者の気持ちを考え、思いやる気持ちを育んでいくことができるのだと思います。

言葉で伝えあうことはまだ難しくても、表情やしぐさなどを見て心を通わせ合う子どもたち。4月からは新しいお友だちも増え、また違った一面を見せてくれるのでしょうか。とっても楽しみです！

保育士M.W

新クラスでの生活が始まり、早くも２週間が経ちます。少しずつ新しい生活にも慣れ始め、新しいお友達や玩具がたくさん。笑顔が溢れる毎日です。

２歳児クラスのお友だちは今まで１つのクラスでの生活だったので、３月からの集団生活がどんな様子になるのか、保育士も楽しみでした。最初の方は戸惑いや不安が見られていましたが、少しずつ慣れて遊べるようになる子も増えてきました。
場所見知りや人見知りが多いＭくん。去年、２歳児クラスになりたての時は新しい環境にもなかなか慣れず、毎日大号泣での登園でした。「今年はどうかな…」保護者の方はもちろん、保育士の私も少し心配でした。いよいよ、新クラスへの登園。初日の朝は、泣かずに登園してきてくれました！多少の戸惑いもあったけれど笑顔が見られ、安心しました。しかしお昼頃になると、少し様子がおかしなＭくん。保育士の方に近づいてきて、段々と表情は曇り、眉毛はへの字に、そして目には涙を浮かべています。実は仲良しのお友だちともクラスが離れてしまい、寂しいのを我慢していたようです。「悲しくなっちゃったの？」と聞くと、うなずくＭくん。しかし、「お兄さんのクラスになったから頑張るんだ…」と言っていました。去年の４月と同じ寂しい気持ちはあるものの、頑張ると宣言するＭくん。この一年でこんなにも変わるのだと驚きました。まだたまに寂しくなってしまうときもありますが、今では他に泣いているお友だちがいると「一緒にあそぼう」と声を掛けてくれたり、お兄さんと一緒に遊ぶ姿も見られます。

これからも色々初めて体験することも増えてくる中で戸惑いや不安なことはあると思いますが、保育士が援助をしなくても段々自分たちで気持ちの整理がつけられるようになっていくと思います。４月からの子どもたちの成長も楽しみです！

保育士 Ａ.Ｉ

０歳児クラスのお友達は最近自分でスプーンを持って食べられることが多くなりました。最初、入園したころは保育士が準備した食事も段々と手づかみで食べ、まだ口の周りや洋服などは汚れてしまうこともありますが今ではほとんど保育士が手伝うことなく食べられるようになりました。
その中で好き嫌いも出てくるようになり「これを食べたい！」「これはいらない！」と身振りなどで伝えようとしています。ですが嫌いな物でも保育士に励まされて一口食べてみると「おいしい！！」と気が付くことも。
私は半年近く、０歳児の子ども達に食事の援助をしているのですが子どもによってどんな言葉掛けをしたら楽しく、少しでも食べてくれるのか勉強中です。時には１歳のお友達があげに来てくれることもあり、保育士がいくら頑張っても食べてくれなかった物をペロッと食べてくれることもあります(笑)
食べれて「すごいね！！」と褒めると自分でスプーンを持って食べ、それを見て他のお友達も食べたり、、、。食事の中でも子どもたち同士や保育士との関わりがたくさんあります。
これからもどんな姿を見せてくれるのか楽しみですね！！

保育士S、K