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園のこだわり

遊びの科学者

2020/07/03

3・4・5歳児のお部屋では、子どもたちの五感をより刺激しいろいろなことを感じて欲しいという思いから、手作りおもちゃを主とした科学ゾーンを設けています。

その中でも人気なのが砂鉄!ペットボトルや袋に入った砂鉄を磁石で動かしながら「動いたよ!見てみて!」とお友だちに共感を求めたり不思議そうにじっと眺めたりと興味深々です。

園庭は子どもたちにとって夢の国(笑)砂場ではたくさんの砂鉄を拾うことができます。
砂鉄をお部屋に持ち帰ったある日!自由遊びの時間になると早速空き箱に広げていました。
始めは上から磁石を近付け「お砂につけなくてもくっついたー!」「なんかトゲトゲしてる!」と盛り上がっていた子どもたち。ちょっとした砂の動きに一つひとつリアクションもバッチリ!もうワクワクは止まりません!形の違う磁石にくっつけたり磁石から磁石へと移動させてみたり・・・

いろいろ試していくうちに箱の下から磁石を当てても動くという発見をした子がいました。するとAちゃんが「なんか煙に見える!」と箱に汽車を描き始めました。見た目は新幹線でしたが(笑)Aちゃんにとっては立派な汽車!煙突から煙に見立てた砂鉄を動かし周りの子も「すごーい」と盛り上がります。するとB君が「おひげにも見えるね」と一言。それを聞いたAちゃんが顔を描き始めました。ジョリジョリの男性のひげを動かし笑い合う子どもたち!「髪の毛にも見えるよ!」などとどんどんアイディアが生まれてきました。

子どもが興味を持った時の力は大人以上かもしれません!まさに遊びの科学者です。そんな子どもたちの「もっとこうしたい!」「こうしたらどうなるんだろう?」を引き出して行けるよう、私たち保育士もその時その時に合った環境作りに日々取り組んでいます。

保育士 S.T

窓の外を2.3分

2020/06/24

 

朝起きると、ザーッと大きな音が。
そうです、雨の音です。
梅雨になり、雨の日が続く今日この頃。
雨だとわかると、気持ちもいつもより重たく感じてしまいます。
園庭で遊ぶ予定だった日も、お部屋で遊ぶ事に。
室内でも走ったりジャンプをしたりと、身体を動かせる機会を増やし、楽しく過ごせるようにと考えています。
そんな梅雨真っただ中のある日のことです。

 

この日も園庭で遊ぶ予定が、雨で第一園舎1階で遊ぶ事に。
屋根のある道を抜けて、ガレージの下を通り、さあ第一園舎へ。
その途中で、保育園の隣の道路を走っていたバスや車を発見した子どもたち。
「ばすいたー!」と大きく指をさし、大興奮!
さらにはその後、ゴミ収集車も見ることができました。
いつもお部屋で見ていた車の本に載っていたものが、目の前に現れ、興味津々です。

 

その後はお部屋のおもちゃで遊んだり、すべり台や段差からジャンプをしたりして、楽しんでいた中…
大きな窓にべたーっと両手をつけて、外を眺める子が。
何を見ているんだろう?と、その子と同じ目線で見てみると、いつもとかわらない園庭がそこにはありました。
しかし、その時は雨が降っていたのです。
共にその体制で2.3分が経過…
はじめは”いつもとかわらない”と感じた園庭でしたが、2.3分じっと見ていると”コンビカーが濡れている、すべり台から水が流れ出ている、大きな水たまりがある”といつもとは違った景色が。

 

そんな、大人にとってはなんとも思わないことや”いつもとかわらない”と思うことも、子どもたちにとってはひとつひとつの発見につながっていることを改めて考えさせられた出来事でした。
子どもと同じ時間の流れを共に過ごす…
ぜひ雨の日には、お子さんと一緒に窓の外を2.3分眺めてみてはいかがでしょうか。
日々の日常では気づけない、素敵な発見があるかもしれません。

 

 

 

 

保育士M・I

子どもたちから教えてもらったこと

2020/06/17

 

子どもたち・保護者の皆様とお会いできることがとても待ち遠しかった約2か月間。

こんな時どうしたらいいんだろう…と、子育ての中でたくさん悩むことも多かったと思います。

少しでも保護者の方々のお力になれたら…と自粛期間中電話でお話させて頂く中で、久しぶりに聞く保護者の方々の声に、なんだかほっとしたり嬉しくなったり、逆に保護者の方々からたくさんの元気を頂きました。

ありがとうございました。

 

6月に入り保護者の皆様には分散登園にご協力頂きながら新しい生活様式による園生活が始まりました。

そんな中、先日の6月15日はお大師様のお誕生をお祝いする青葉まつりがありました。

3.4.5歳の子どもたちがお大師様を奉る御堂に手作りの葉っぱを作って飾ってくれました。

葉っぱだから色はみどりやきみどりの色画用紙を用意すればいいかなぁ?と思い、2色だけで葉っぱ作りをしていました。

すると、5歳児の子が黄色い色画用紙で葉っぱを作り始めたのです。

思わず

『なんで黄色にするの⁇』

と尋ねてしまいました。

すると

『だって〜 こういう色の葉っぱも落ちてたりするでしょ〜』と。

確かに!

そしてさらに葉っぱを作り進めると、なんと葉に虫食いの穴をつけ始めたのです!

葉の色の変化や形の違いなどなど、よく気づいたなぁ〜と驚かされました。

 

葉はみどり色で作らないといけない。

飾りだからキレイなものを作らないといけない。

そんなルールはありません。

 

自由な発想で自由に表現できる豊かな心を育んでいけるように…。

大人の物差しで決めつけたり固定観念を植え付けてしまうのはいけないと、子どもたちから改めて教えてもらった気がします。

 

担当 Y.S

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