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園のこだわり

改めて感じた事

2020/09/03

食事をしているとき「先生、手伝って~」と3歳児のBくん。その言葉を聞いた前で食べていた4歳児のAくんが突然、「僕が手伝ってあげる!」と席を立ちBくんの隣へ。
スプーンを持ち「はい、アーン」と言ってBくんの口元へ。Bくんは少しビックリしていたものの、しばらくすると嬉しそうに口を開けて食べていました。その後、席に戻ってからもAくんは「美味しいでしょ」「頑張れ〜」などの声を掛けながら食事を進めてくれました。
そんなAくんの行動にビックリしつつも、Aくんの過去を振り返ってみると、同じようなことがあったなぁと
昨年度3歳児クラスに入園したAくん。入園したばかりの頃は苦手な食材があるとご飯を食べようとせず、ずっと座ったまま動かずに誰かに話しかけられるのを待っている姿がありました。
なかなか食事が進まないAくんの元にお友たちが来て食事を勧めてくれたり、隣に座って「これ美味しいんだよ」とお喋りしながら、今回と同じように美味しそうにお友だちと一緒に食べる姿があったことを思い出しました。その関りによって、苦手な食材も少しずつ食べられるようになったA君。そして この日からA君は「手伝ってあげる!」と進んでお手伝いをしたり、困っているお友だちを見ると「〇〇した方がいいんじゃない?」と声をかけるする姿が多く見られるようになりました。
自分がやってもらい嬉しかった事を年下のお友だちにやってあげたいという気持ちが芽生えたのかもしれません。このような出来事が日々見られる事が異年齢保育の良さだなと改めて感じた出来事でした。  T.O

手洗い・うがいを通して子どもたちが感染予防について考える

2020/08/26

今年は新型コロナウイルス感染拡大予防のため、国からの不要不急外出自粛要請・登園自粛・ソーシャルディスタンス・マスク着用など新しい生活様式になりました。

園でも新しい生活様式になり、昨年と比べ子どもたちも、自宅で保護者の皆様と過ごす時間が増え、テレビなどのメディアや普段の大人の会話等から手洗い・うがい・マスク着用が感染予防につながることを理解する機会が増えてきました。

毎日生活する中で、感染予防のために今まで以上に、手洗い・うがいをしっかり行い園内消毒を行っている回りの大人たちを見て子ども自身が、考える機会が出来たのではないでしょうか。

また今年度は、夏に流行する病気であるヘルパンギーナ・プール熱(咽頭結膜熱)・手足口病等の感染症は、現在のところ報告は、ありませんでした。これは、日頃より子どもたちが心掛けている手洗い・うがいの効用ではないかと思っています。

現在保護者の皆様の協力のもと、0歳児を含め全園児登園時から手洗いを実施して頂いています。

1歳児のお友だちもトイレに行った後は、自分からすすんで手洗い場に行って手を洗っている姿が見られ、職員に褒められると、得意そうな笑顔になり、微笑ましい姿も見せてくれます。幼児クラスのお友だちも外遊びから帰ってきて、手洗いをうっかり忘れそうになったり、マスクを着け忘れそうになっていると、お友だち同士で優しく教えてあげている姿も見られて頼もしい限りです。これらの姿は園で実践している異年齢保育の成果で、大人の力を借りず子どもたち同士が助け合い自分の命と他人の命を守る意識が身についてきているのだと思います。

これからも予防策の習慣づけで新型コロナウイルスという病気を通じて、子どもたちが病気をうつさない、うつされないために、子どもたち自身で出来ること自分の命を自分で守る方法を再確認して意識を持つことに繋げていってほしいと思います。

看護師

 

優しい心

2020/08/19

異年齢児クラスでは、ペーパークラフトで作る車が大人気です。
¨自分で作って組み立てる¨ことが前提なので、まだ難しい3歳児Mくんはペーパークラフト得意の5歳児Kくんに「つくって」とお願いして作ってもらう事にしました。
手際よく線に沿って切り組み立てていくKくん。完成の一歩手前まで作ってMくんに手渡します。セロテープを貼って固定したら完成です。
でもMくんには片手で車を押さえながらテープを貼るのは難しい様子で上手く出来ません。それを見守っていたKくんに再度組み立ててもらうもやっぱりダメ…。
困っていたMくんに声をかけたのは、5歳児Hくん。
「できないの?やってあげるよ」と、テープを上手く貼れないでいるMくんに代わって完成させてくれるみたいです。
それを見ていた先程のKくん。
Kくん「じぶんでやるんだよ」
Hくん「だってできないんだもん、しょうがないよ」と言い、「これでいい?」と完成させてくれました。
自分で作る喜びや楽しさを味わって欲しい、という思いからか途中まで手伝ってくれたKくん。
出来ない所を補ってくれたら嬉しい、という思いからか完成させてくれたHくん。
どちらも優しい心を持っています。
大人社会と同様に子どもたちの中にも色々な個性の子がいますが、2人に共通した【困った人を助けたい】という思い。
この気持ちを持ったまま子どもたちが成長していけるよう、私達保育士も関わっていこうとあらためて思うエピソードでした。

保育士 M.I

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