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園のこだわり

自分でやりたい!

2020/09/23

最近は自分でやりたい!という気持ちが出てきた2歳児の子どもたち!
ある日Aちゃんが「これ自分で持って行く」とお昼寝で使用したマットを運ぶお手伝いをしてくれることに。自分の身体よりも長いマットを引き釣りながらも真剣な顔で一生懸命お片付けの場所まで運んでくれました。
1枚持っていくのも大変なのに「まだもっとやりたい」と自分で、友だちが使ってない物を探して「あった!」と見つけて運んでくれました。そんな友だちを見ていたBくんが「僕もやりたい!」と自分の使っていたマットを運び始めました。お互い別々でやっていたのに、途中から友だちが自分と同じ事をしていることに気付いたAちゃん。「ね!これ一緒に運ぼう」「こっち持って」と自分から声をかけました。一緒にマットの端と端を持ちながら「ヨイショ!ヨイショ!」とお互いに声を出しながら頑張っていました。
3枚ほど運んで疲れたかな?と思っていると「あっちのもやろう」と2人で話ながら探しに行き、疲れた様子は見せずに「あはは」と笑い声も聞こえるほど!
またBくんが運んでいる途中で転ぶと、「大丈夫?」と声を掛ける優しい姿も見られました。
2人で頑張り最終的に10枚ほどマットを運んでくれました!
運び終わった後にはとっても満足した表情も浮かべていました。
今までは「全部先生がやって!」と言うことが多かった子どもたちが自分からやりたいという姿に成長を感じました。
自分でやりたい気持ちが他の色々な場面でも芽生えるように見守ります。

保育士S.O

遊べるものは無限大

2020/09/18

とある朝の出来事です。子どもたちは順次登園しお支度を終えると室内に入ります。

そこから自分の好きな玩具を見つけ遊び始めます。しばらく遊んでいると…「トントントン」と音が聞こえてきました。

振り返ってみると、Aちゃんが玩具を入れる棚に両手で叩いている姿でした。

何かお気に入りの歌でも歌っているのかな?と思い見ていると…また「トントントン…」と繰り返し叩いている姿が。

私はふと前日に保育士が行っていたスケッチブックシアターのことを思い出しました。

「トントントン、どなたです~?」と扉を叩くと動物たちが出てくるというもので、Aちゃんに「トントンの真似っこしてるの?」と

聞いてみると、「うんっ!」と嬉しそうな顔で頷いてくれました。

すると、その音を聞きつけやってきたBくん。一緒に「トントントン!」と今度は2人で始まりました。

 

保育園には様々な玩具があります。子どもたちはどんな玩具に興味があるのだろう・楽しんで遊べる玩具は何だろうと日々考えています。

しかし、玩具だけでなく身近にある棚も子どもたちにとっては立派な遊び道具になるのだと気付くことが出来ました。

保育をしていく中で、こんな遊び方があるんだ!これを使って遊ぶと更に楽しい!と子どもたちの発想力に驚かされることが多々あります。

今日はこの遊び!明日は別の遊びで!というように、1日1日が新しい発見です。

その発見を見逃さず、どんな遊びが広がっていくのか今後も楽しみになりました!

保育士F・T

 

やってもらった経験

2020/09/16

プリンセスが好きなAちゃんは3歳児クラスの頃、4・5歳のお姉さんたちが描いている可愛いプリンセスが描きたい!!でも描けない!どうしたらいいの!?とよく泣いたり、怒ったりしていました。「こう描いてみたら?」と定規などを使ったりしてアドバイスをもらいながら描いてみるも、これじゃだめなの!となかなか納得するものが描けず…。お姉さんたちに「かいてほしい」とお願いをして描いてもらい納得する日々でした。

そんなAちゃんは4歳児クラスになりました。毎日のようにお姉さんに描いていてもらい今でもお姉さんたちが作るものに憧れて、同じのが欲しい!と自分で作り方を聞いたり、やってもらったりしながら挑戦を続けていますが、自分でも描いてみようと経験を積み重ねてきた結果、納得のいく絵が描けるようになってきて、絵を描くことを楽しんでいます。

そんなAちゃんがある日忘れ物をしてしまい、朝から落ち込んでいました。目の前で3歳児のBちゃんが「ママに会いたくなっちゃった」と泣いていました。保育士は「そっかそっか…寂しいね」とそばに座り、2人とも同じキャラクターの服を着ていたので、「あれ?同じだね!可愛い!」とさりげなくTシャツのことに触れると、Aちゃんがその場を離れ、紙と色鉛筆を取りに行きました。お絵かきする気持ちになったのかな?と見守っていると、Bちゃんの元へ戻ったのです。そして、Tシャツをみながら「目はこう?鼻はこうかな?」とBちゃんに聞きながらキャラクターを描き始めました。Bちゃんも楽しそうにそれにこたえ描き終えると、気持ちが切り替わったのか、何事もなかったかのように他のお友達のところへ行きあそびに入ることができました。

Aちゃんも落ち込んでいたのに、一つのことをきっかけに切り替わり、Bちゃんと関わりながら話をする様子に、お姉さんに書いてもらった経験がたくさんあったAちゃんだからこそできた行動なのではないでしょうか。やってもらってばかりではいけないのではと思いがちですが、出来ないことを頼ってやってもらったという経験も大事なことですね。

1年でこんなにも大きな成長を見せてくれたAちゃん。改めてこのような成長を側で日々見守ることのできるってすごいことだなと感じました。

保育士H・M

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