朝の登園時間。3.4.5歳クラスには0.1歳のお友達が気分転換をしにくることがあります。来るとすぐに3.4.5歳の子どもたちは「お名前なんていうの?」「かわいい!ちっちゃいなぁ…」と興味津々で近づき、頭をなでたり、「眠いのかな?」と表情を見て考える姿も。
ある日、アンパンマンのことが大好きな1歳児のAちゃんが泣いていました。そこで保育士がアンパンマンのおもちゃを渡すと泣きやみ、笑顔が見られるように。その姿を見ていた5歳児のBちゃんは「Aちゃんのためにアンパンマン描いてあげるの!」と張り切って絵を描き始めました。できあがった紙には、アンパンマンだけではなく10種類ほどのキャラクターが描いてあり、その横には分かりやすいようにキャラクターの名前まで書いてありました。あえて色を塗っていないのは、Aちゃんが塗り絵をできるようにと考えたそうです。裏には「Aちゃんへ♡」というお名前まで!
Bちゃんの思いやりを持った行動にほっこりとし、心が温まりました。さらにAちゃんのお母さんに手紙を渡すと、家に飾ってくれているそうです。
保育園だからこそ見られる関わりに、改めて異年齢での関わりを大事にしていきたいなと感じる場面でした。
保育士H.M