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園のこだわり

優しい心

2020/08/19

異年齢児クラスでは、ペーパークラフトで作る車が大人気です。
¨自分で作って組み立てる¨ことが前提なので、まだ難しい3歳児Mくんはペーパークラフト得意の5歳児Kくんに「つくって」とお願いして作ってもらう事にしました。
手際よく線に沿って切り組み立てていくKくん。完成の一歩手前まで作ってMくんに手渡します。セロテープを貼って固定したら完成です。
でもMくんには片手で車を押さえながらテープを貼るのは難しい様子で上手く出来ません。それを見守っていたKくんに再度組み立ててもらうもやっぱりダメ…。
困っていたMくんに声をかけたのは、5歳児Hくん。
「できないの?やってあげるよ」と、テープを上手く貼れないでいるMくんに代わって完成させてくれるみたいです。
それを見ていた先程のKくん。
Kくん「じぶんでやるんだよ」
Hくん「だってできないんだもん、しょうがないよ」と言い、「これでいい?」と完成させてくれました。
自分で作る喜びや楽しさを味わって欲しい、という思いからか途中まで手伝ってくれたKくん。
出来ない所を補ってくれたら嬉しい、という思いからか完成させてくれたHくん。
どちらも優しい心を持っています。
大人社会と同様に子どもたちの中にも色々な個性の子がいますが、2人に共通した【困った人を助けたい】という思い。
この気持ちを持ったまま子どもたちが成長していけるよう、私達保育士も関わっていこうとあらためて思うエピソードでした。

保育士 M.I

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