お友だちと関わる姿が多くみられるようになった0歳児クラスの子どもたち。
ある室内で遊んでいた時のことです。
Aちゃんは黄色いバケツを帽子のようにかぶり「ばあ!」と顔を出す遊びを楽しんでいました。その遊びに興味を持ったBちゃんはAちゃんが持っていたバケツを取ってしまいました。Aちゃんは「かえしてー!」と泣いてアピールしましたが「Bちゃんの!」と言ってなかなか返してくれません。そこで、もう一つ同じバケツを持ってきました。するとBちゃんは持っていたバケツをAちゃんに返し、保育士が持ってきたバケツをAちゃんが遊んでいたように頭からかぶって遊び始めました。無事にバケツが戻ってきたAちゃんも再び帽子のようにかぶって遊び始めました。気づけば、2人で「ばあ!!」と顔を出して笑い合う姿が見られました。
AちゃんやBちゃんのように、お友だちに興味があるからこそ、トラブルになってしまうこともあります。しかし、人と関わるという経験を少しずつ経験していくことで、他者の気持ちを考え、思いやる気持ちを育んでいくことができるのだと思います。
言葉で伝えあうことはまだ難しくても、表情やしぐさなどを見て心を通わせ合う子どもたち。4月からは新しいお友だちも増え、また違った一面を見せてくれるのでしょうか。とっても楽しみです!
保育士M.W