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園のこだわり

子どもがはまる、オノマトペ

2024/11/29

オノマトペだけで、子どもってこんなに楽しんで遊べるのだなと実感したことが最近続けてありました。オノマトペとは、音や声を表す擬音語と、物や人の様子を表す擬態語を総称した外来語だと、先日ラジオで特集していたのを聞いて知った次第です。漫画には絵の中に文字でよく書かれていますよね。
一時保育のJちゃん(2歳)が一時保育室にいた時のことです。
園のインターフォンの音が鳴り、Jちゃんはオヤッと反応します。
私「お客さんが来たのかなあ。お家のピンポーンとはちょっと違う感じだね。ピロリン!」
すると、電話の内線が鳴りました。その音はインターフォンと同じ鳴り方で、テンポが早い感じでした。Jちゃんは新たな音にまたハッとします。
私「また鳴ったね!ピロリン、ピロリン!」
J「ピロリン、ピロリン(笑)」「ピロリン、ピロリン(笑)」「ピロリン、ピロリン(笑)」・・・
止まらなくなってしまい、どうしようと思いました。お昼寝の時間になるからと、Jちゃんを静めました。
もう1つは、ひよこ組で遊びを見ていた時のことです。女児が、プラスチックのボールがつぶれてしまったと、私とRくんのいた所に持ってきました。
私は遊び心を交えて気合いを表現し、「オリャー!」と言いながら、ボールを元の形に戻そうとしました。女児も真似して直そうとします。するとRくんはボールが欲しくて取ろうとしました。女児と取り合いになりそうだったので、私はとっさに「1、2、3…」と数をゆっくり唱え始めました。Rくんは手を引っ込め、「10」で女児はスッとRくんにボールを渡しました(これにもびっくり!)。
R「オリャー(笑)」「オリャー(笑)」「オリャー(笑)」「オリャー(笑)」・・・
またもや止まらなくなってしまい、もうお昼寝し始めた子がいるからと静めました。
そういえば、今年ヒットした曲『Bling-Bang-Bang-Born』は多くの園児がよく口ずさんでいましたが、あれはリズムに乗せたオノマトペでしょう。乳児の絵本にもオノマトペがたくさん!『つん こん ぱっ』『もこもこ』『だるまさんが(シリーズ)』など人気です。子どもから大人まで魅了されるオノマトペ。言葉の表現や響きって、不思議と面白いですね!
保育士N.W.

写真のオノマトペ「びろーん」

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