園庭での遊びがそろそろ終わろうとしている時のことです。年中児の女の子が、子どもが入れるような大きなケースを押しながら玩具置き場に運んでいました。
始めは順調に押していましたが、玩具置き場までは砂地で押していくのも大変な場所!
進んでいくと目の前に他児が作った泥の山が…。
そのまま押し進めていたものの、泥が行く手を阻み、力が足りず動かなくなってしまいました。それでも頑張って押し進めようとしているとその姿を見ていた一人の年少児の男の子が「動かないの?」「一緒に押そうか?」と声を掛けてくれ、そこからは力を合わせて泥の山に挑戦!
一度は動いたケースでしたが手強い泥の山に力及ばず止まってしまい、男の子は諦め遊びにもどってしまいました…。
また一人で頑張り始めた女の子。私が手伝いに行こうと思った時、ずっとその様子を砂場で遊びながら見ていた年中児の男の子が、そっと近付き何も言わずに手伝ってあげ、女の子は無事に泥の山を越え、玩具置き場までケースを運ぶことができました♪
遊びながらも、困っている姿に気づき助けていた姿に感動し、子どもを見守っているのは保育士だけではなく、子ども同士でも見守っているんだなぁと感じたひと時でした。
保育士 T.O