0歳の子たちが入園してから半年が経とうとしています。4月から思い返してみると、様々な面での成長がありました。入園当初は、腹ばいやお座りなどまだ自分でいきたいところへの移動が難しかった0歳の子たちですが、今でははいはいやつかまり立ち、歩いて自分の気になるところへ行き、遊ぶ姿があります。遊戯室でも、階段状の巧技台の上をすたすたとはいはいや歩きで登っていき、手をあげて「あー!」と声をだし、(みてみて、ここまでのぼれたよ!)というような嬉しそうな笑顔を見せてくれます。最近では、肋木(体育館にあった木の棒の用具です)に登る子も!体の使い方も器用になり、以前に比べ自由に体を思い思いに動かして遊ぶことができるようになりました。
また、手や手先を使うのも器用になり遊びや園での生活の中でその成長を見ることができ嬉しく思います。
遊びでは、例えばキャップ落としやバックルつなぎがはじめは口に入れたり、手で持っているだけだったのが、自分で穴の中にすっと入れて落とせるように。バックルも凹凸を嚙合わせるのがうまくいきませんでしたが、保育士やひよこ組(1歳児)の子たちのやり方を見て、凹凸がうまくかみ合うように手先をうまく調整する中で見事にはめることに成功!一度成功すると嬉しいようで長い間取り組む姿も見られました。園庭遊びでも、シャベルを器用に使ってカップに砂を入れて遊ぶ姿も見られます。
ごはんも最初は、食べさせてもらっていたのが、少しずつ指の動かし方も自由になり、自分で食材を掴み口に運べるようになりました。またスプーンにも興味を持ちはじめると、自分で食材をスプーンにのせて食べようとする姿も。スプーンに何かをのせて口元まで運ぶ動きは遊びの中でも用いられており、遊びと実際の食べるという動きで練習しているのだなと日々の保育の中で感じたところでした。
少しずつ体の動かし方だったり、自分たちで出来ることがたくさん増えてきました。これからの子どもたちの“できた!”という気持ちをひとつひとつ大切しながら、その嬉しい思いに寄り添いながら成長を見守っていければと思います。
保育士N.S