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園のこだわり

体験を遊びに変える力

2023/03/10

2月に歯科健診がありました。0.1歳児のお友だちはお医者さんの前でお口をあーんと開けることができたお友だちもいれば、見慣れないお医者さんを前に後退りしてしまうお友だちもいましたが、無事全員検診を終えることができました。

その日の夕方、、、2歳児クラスのお友だちが0.1歳児クラスのお部屋に移動してお迎えを待っていました。すると、ごろごろゾーンから2歳児と0.1歳児のお友だち数名の楽し気な笑い声や話し声が聞こえてきました。そっと覗いてみると、そこでは子ども達が順番に寝転び、お口を開けていました。そしてそのすぐ隣には必ずおままごとの食材やブロックを片手に「お口開けてくださーい」「かんかんかん、、、だいじょうぶでーす。」などと声を掛けるお友だちの姿がありました。どうやら朝の歯科健診をごっこ遊びとして遊びに取り入れているようです。0.1歳児のお友だちも2歳児クラスのお兄さんお姉さんたちの動きを見様見真似しながら遊んでいました。そこでは大人の介入がなくとも子どもたちだけでごっこ遊びが成り立っており、とても驚きました。本物のお医者さんの前では涙を流していたお友だちも、お兄さん達がお医者さんだと平気なようでニコニコでしたよ!子ども達にとって歯科健診は苦い記憶だけではなく、遊びのヒントにもなったようですね。体験したことを遊びにかえる表現力、さらにはその遊びを年齢関係なくいろんなお友だちと共有しながら展開していく子ども達の社会性に感心しました。

保育士M・W

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