「子どもは風の子」なんてよく言いますよね。
でも「今日来る時寒かったから外行きたくない」「もう寒いから帰りたい」と子どもたちの中でも寒さには勝てない子もいます。
そんな子どもたちが冬でも身体を動かして遊べるように、345歳児クラスでは外遊びの前に3分間ほどのマラソンを取り入れています。
マラソンでのあるエピソードです。
元々外で遊ぶよりも電車などの玩具で遊ぶのが大好きなA君。外遊びか室内遊びか自分で選択する際に、外遊びを選んだかと思うと、「やっぱりお部屋が良い」と途中で変えることが何日もありました。
そんなある日外遊びに出ると友だちが先にマラソンをしていました。それを見て「僕もやっていい?」とマラソンに興味を示しました。それから外遊びに出る度マラソンがやっていると参加するようになりました。
何度かマラソンをやるうちにA君の中でマラソンが楽しいものになっていったようで、いつからか、外遊びかお部屋遊びかその日の遊びを自分で選択する際には「今日はマラソンやる?」と聞くように!「今日もやるよ」と伝えると「じゃー外行く」とマラソンがあるかどうかで遊ぶ場所を選択するようになりました。又「今日はマラソンやるかな?」と楽しみに保育園に登園して来てくれることがある程でした。
走る際には満面の笑顔で、走るのが楽しいということがとっても伝わってきます。
マラソンをきっかけに、戸外遊びの時間も今までよりも引き車で友だちを乗せて引っ張りながら思いっきり走ったりと身体を動かして遊んだりする姿も多くなりました。
マラソンを通して走る・身体を動かすことの楽しさが伝わり、こちらも嬉しくなりました。
また次の冬の時期にもみんなでマラソンを出来たらと思います。
保育士 S・O