園庭ではルールのあるあそびを楽しむ姿が見られます。”しっぽとり”や”だるまさんがころんだ” “ドロケイ”など…ルールを理解する姿が増え、ますます盛り上がりを見せています。先週は中当てを取り入れてみました。ドッチボールに似たルールで、枠の外にいる子が枠の中にいる子にボールを当てるゲームです。当たらずに最後まで残った子が勝ち!というルールであそびました。
枠を気にしながら逃げる子もいれば、興奮しすぎて枠をはみ出る子もいたり、当たったら「うわー!!」と悔しがると思いきや笑っていたり、堂々と立っているお友だちを盾にして後ろに身を隠したり(笑)保育士が想像していたよりさまざまな姿が見られました。
その中でも思い切り胸にボールが当たった年長児のAくん。驚きのあまり動きが停止し、だんだん涙目になっていきました。線の外に出ると、線の中にいた友だちがAくんの頭に手を伸ばし頭を撫でたのです。それもボールから逃げながら!その後も「大丈夫?」と気にかけている様子が見られました。自分が逃げなきゃいけないという状況でもお友だちのことを気にかける姿に感動しました。
また、年長児だけで始まった中当てでしたが、興味を持った年中児が参加し始めました。
初めてで自分からボールを取りに行けずに戸惑っている年中児に、察した年長児が「投げる?」とボールを渡す姿が。他にも、ルールがわからずいきなり枠の中に入ってきた年中児に対して、「ルールわかる?」とルールを説明する姿も。
保育士は何一つ口を出していませんが、子どもたち自身が考えた行動にびっくりしたと同時に、大きく成長を感じた中当てになりました。
保育士H.M