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園のこだわり

ピーステーブルを通して

2019/10/25

3・4・5歳のお部屋にはピーステーブルという場所があります。
ピーステーブルとは友だちとケンカになった時や何か話をしたい時に自分の気持ちを伝えたり相手の話を聞く場所です。
自分の主張を通してばかりだったり自分の思いをなかなか伝えられなかったりする様子があったので、子どもたちが自己解決する力をもっとつけていけるようにこの空間を作るようにしてみました。

約束事も年長児を中心に子どもたちと決めました。

1 相手のお話を最後まで聞こう
2 お話を聞く時は相手の顔を見よう
3 自分の気持ちを言葉で言おう

ピーステーブルの約束ボードも年長児がどんな風に作るか、相談したり自分たちで工夫しながら作ってくれました!

先日、3歳児の女の子2人が給食のトレイを机に運んでいました。
汁物のお椀は熱いのでトレイを置いてから取りに行っています。
お椀を運んでくると自分のトレイをどちらに置いたのか忘れてしまい2人で口論になっていました。
そこで「ピーステーブルに行ってお話してみたら?」と提案すると、「行ってくる!」と言って2人で話しに行きました。
どうなるのかなぁ〜と少々心配しながら離れたところで様子を見ていると、手あそびが始まりなんだか楽しそう⁈
そして笑顔で「終わったよ〜!私がここに座る〜!」と、あんなに怒っていたのに何事もなかったかのように戻ってきたのです。

また別の日。
4歳児の男の子2人が泣きながら言い合いをしていました。
どうするかな〜と様子を見ていると、保育士と目が合い何か思ったようです。
泣き止んで約束ボードを抱えて2人でピーステーブルへ行ったのです!
話し終えると「先生〜お話できた!」と笑顔で戻ってきたので、「どうやって仲直りしたの?」と尋ねてみると、「マイクとギターがあったから歌ったんだ!」とのこと。
⁈ どういうこと ⁈
不思議に思って約束ボードを見てみるとマイクとギターのボタンがついてました!
これをきっかけに仲直りしたそうです(笑)
「ごめんね」も大事な言葉ですが、それを言わせなくても子どもたちは自分たちで仲直りの方法を見つけられるのです!
ピーステーブルは子どもたちが気持ちをリセットしたり、相談したり、考えたり、子どもたちのコミュニケーションを育む為の大切な場所になっているなぁ〜と感じる毎日です。

担当 Y.S

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