保育園の給食はとても美味しくて、保育士も含め、ごはんの時間をとても楽しみにしている姿がたくさんあります!しかし、年々食事の好き嫌いが目立つようにもなってきました。もっと食事に興味を持ってもらうためにはどうしたら良いか職員間で話し合いを重ね、食材に触れる機会を増やすことにしました。その思いを保護者の方にも伝えるべく、園内で掲示を作って知らせたりもしています。
今年度3.4.5才で行った食育は、ピーマンやカボチャなどの種取り・玉ねぎの皮むき・じゃがいも洗い・きのこをさく・食用の菊の花をとるなど様々ですが、なかでも面白かったのは出汁の飲み比べです。保育室で、かつお節と煮干しをそれぞれ鍋で沸騰させ、飲み比べをしました。「美味しい!」と言う子もいれば、「ちょっと苦い」などと言う声もありましたが、最初からの工程を実際に見たことでより興味が持てたようでした。その日給食では、味噌汁のふたを開けるときには目を輝かせ「うわぁ〜!いい匂い!」と匂いを噛み締める子どもたちでした。
また、先日はお椀によそっているご飯を自分でラップを使って包み、おにぎりにして食べました。すると、普段は茶飯を減らしている子が「今日はいっぱいもらうんだ!」と言う姿がありました。中には大盛りをもらって顔程の大きさになっている子も(笑)その頬張っている顔はとても幸せそうでした!
↑こちらは畑で芋掘りをしている様子です。
食材に触れたり工程を見たりすることによって、自分から「食べてみよう!」という気持ちを育み、食事の楽しさをたくさん味わった上で、心も体も元気いっぱいに育ちますように!
保育士 T・S