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園のこだわり

「中身」を知るということ

2021/10/22

子どもたちと話していると、いろいろな質問が投げかけられます。

「給食の先生は何人いるの?」「お鍋はどのくらい大きいの?」普段給食室の中を覗いたことのない子どもたち。知らないことがたくさんです。

先日おやつの時間に芋ようかんの作り方をポスターにして3.4.5歳さんに見せる機会がありました。

普段食べているおやつはどうやって、どんな器具を使って作っているのか?

コロナ禍でクッキングなどの機会が減ってしまったことで、なかなか見ることのできない調理の工程に興味を示していました。

おやつを食べる前にポスターを見ていた子が私に質問してきました。

「どうしてさつまいもを潰すの?」

私「潰すとつぶつぶがなくなって、つるっとしておいしくなるんだよ」

「ようかんにあんこ入ってない?」(あんこが苦手なようです)

私「(ポスターを指さしながら)今日はさつまいもとお砂糖と寒天しか入ってないよ」

「じゃあ好きかも!」

そう言っておやつを取りに行き、芋ようかんをたくさん食べてくれました!

食べものがどうやって作られているのかを知ることで、いままで避けていたものに触れてもらえて嬉しく思いました。

見た目で「この食べ物は苦手」と判断することは大人でもあると思います。でも中身を知ることで「食べられるかも」と考えてチャレンジするということ。大切なことだと思います。

人間関係にも通ずるところがあるかもしれませんね。人の中身を知ることで好きになることはたくさんあると思います。

子どもたちにもっとたくさんのおいしい食べ物のことを知ってもらえるよう、給食室も子どもたちと関わりながらきっかけを作っていけたらと思います。

 

栄養士 S.O

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