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園のこだわり

共感の楽しさ

2021/07/28

2歳児クラスでは友だちとの関わりが増えつつありますが、保育士と遊びたくて求めてくる姿もまだまだあります。

昆虫の小さな図鑑が大好きなAくん。私の所へそれを持ってくるとページを開き、「ん!ん!」と言って1つ1つ指差ししていきます。差された虫の名前を私は応え、Aも時々真似して言ったり、覚えているものは先にAが言ったりします。
珍しい虫のページになり、「ジンメンカメムシ」と私が応えます。「へえー」とA。突然変わった切り返しに、私は思わず笑ってしまいました。Aもケラケラ笑います。Aは次の虫を差さず、またジンメンカメムシを差し、私が応えると「へえー」。いつまで続くんだろうという位、繰り返されました。

砂場で私にコップとシャベルを渡すHちゃん。私は一緒に遊ぼうと、コップ8分目位まで砂を入れ、「ジュースでーす!」とHに渡してみました。すると、Hは受け取ったコップを砂場に逆さにかぶせ、上に抜き取りました。砂はくずれました。私はハッとして、次はコップの縁まで砂をギュウギュウに詰め、Hに渡しました。Hが再びコップを逆さにして抜き取ると...きれいな山の形が!私も、Hも、側にいた1歳児クラスの子もワーッと歓声をあげて拍手!その後も型抜きは続きました。
保育士N.W.

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