単独のクラスだった2歳児の子たちは、新しいクラスに移行してから早くも一週間が経ちます。見慣れない環境・他の先生・お兄さんお姉さんの人数の多さに、子ども達からは緊張の様子が見られます。同じクラスのお友達や担任の先生を見つけるとなんとなくホッとした表情。やはり、顔を知っていると安心はするようです。今までとは生活の流れも違い、きっと子ども達もあっという間の一日が続いているのかなと思っています。
一週目の後半のある日。ブロックで遊びたい子がいました。最初はいつも一緒にいた保育士の手を掴み、「ブロックであそぼう」と誘われ、一緒に遊びます。しばらく遊んでいると、別のお友達に助けを求められました。「ブロックで集中して遊んでいるな…。」と思い、その場をそっと離れることにしました。しかし、ダーッと私の元へ走ってきて「ブロック作ろうよ!」とやって来ました。その子には「今、他のお友達が困ってるんだ、ちょっと待っててくれる?」と話しますが、「うん…一緒に作ろうよ~!!」と少し泣きそうです。私もどうしようかと困っている時に、他の保育士が「近くにいるお兄さんすごいの作れるよ!一緒に頼んでみようよ!」と声を掛けてくれました。保育士がお兄さん達に事情を説明すると、「そうなんだ!何作りたい?何色がいい?」「一緒に遊ぼう!」と優しく声を掛けてくれました。遠くから一緒に遊んでいる様子を見て安心しました。まだまだ分からないことだらけの子ども達ですが、上のクラスの子がこんなにも優しく丁寧に教えてくれるのを見ると、改めて異年齢の関わりはとても大切だなと感じる事が出来ました。きっと子ども達も優しくしてくれたことを覚えていると思います。
保育士A・Ⅰ