子どもに大人気の風船のペープサートが室内の壁かけ玩具になりました!
今までは保育士が行って見ていただけですが、自分たちでも遊べるようになり、様々な姿が日々見られています。
ある日のこと、Aちゃんは一人で赤い風船をめくりその中に描いてあったリンゴをパクリっ。
次はどの風船にしようかなあと選んでいると、隣からBちゃんが近付いて来て遊ぼうとすると…
(やめて~!)と腕でBちゃんのことを押すAちゃん。
Bちゃんは何が起きたのかさっぱりわからず立ち尽くしていました。
保育士に「どうしたの?」と聞かれると、「リンゴ食べたいの…」と小さな声でBちゃんは答えました。
するとその会話を聞いてたAちゃんは、自分の手でリンゴを掴む真似をして、Bちゃんの口元へ「あ~ん!」
その後Aちゃんは自分の口元にもリンゴを運び、2人は目が合い「えへへ~!」と笑い合っていました。
そして、「おいしいね!次どれにする?」と他の色の風船もめくり、メロンやリンゴをモグモグ食べ進めていました!
始めは自分が遊んでいた玩具が取られてしまう!嫌だ!という気持ちから、お友だちが困っているから助けたい!一緒に遊んだら楽しいんだ!という気持ちに変化していったのかなと思い、私は嬉しくなりました。
まだまだ自分が使いたい玩具を素直に貸してあげることは難しいかもしれません。
ですが、お友だちの気持ちに気付いたり一人で遊ぶ倍以上お友だちと遊ぶことも楽しいんだ・嬉しいんだと関わりの中で感じてもらえているといいなあと思っています。
その後のやり取りで、見ていた私もリンゴが欲しくなってしまい、「先生にもちょうだい?」と聞いてみると、「うんっ!」と返事が返ってきて、「あ~ん!」と私の口元に運んでくれました。
3人で「もっと食べよ~!」と満足いくまで食べました!
保育士F・T