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園のこだわり

発展・継続する力

2024/11/15

年長のAくんが興味を持ったのは国旗。

そのきっかけはレゴブロックでした。

ある日レゴブロックで遊んでいて、自分の作った物を見て、「これ何かに似てる」「あ!そうだ絵本で見たぞ」と絵本棚から国旗の絵本を発見!なんと作ったのがイタリアの国旗に似ていたのです。

 

そこから「他のも作れそう」と絵本を参考にしながら、ドイツ・スイス等様々な国の国旗を作っていきました。

ブロックで国旗作りをしたのち、ブロックで作るだけでなく、今度は制作で画用紙を使って国旗を作り始めていました。様々な色の画用紙を切ってはテープで繋ぎ合わせ、オランダ・フランス・モナコ等ブロックで作ったことの無い国にも挑戦!又作っていくうちに難しい絵柄の部分は自分で絵本を見ながら鉛筆で描いたりも。作る中で文字・国の名前にも興味を示し始め、自分でゆっくりと絵本に記載されているカタカナの国名を読んでみたり、実際に出来上がった作品に自分でカタカナで名前を書いたりもしていました。そうして数日掛けて国旗を沢山作るうちに今度は「国旗は全部で何個あるんだろう?」ということにも興味を持ちました。

197か国あることを知ると「じゃあ全部作ってみたい!」となりました。卒園までを目標に少しずつ作り進めていくことにしました。

でも沢山の国があるし、そのうち作るのが嫌になったり、作ることへの興味も薄れてしまうのではないかな?と保育士の方では思っていましたが、毎日生活する中で、ふと思い出すと、「今日は国旗作る」と1つ2つと作ったり。また2.3週間空いてはまた作るというように、毎日作るわけではありませんが、Aくんの中で国旗を全部作るという目標は忘れている訳ではなく、自分が今日は作りたいと思った時にはしっかり作りに来ています。興味を持続させたり、沢山やることがあると嫌になってしまうこともありますが、自分で興味を持って取り組み始めたことだからこそ、頑張ろうという気持ちが持てるのかもしれませんね。

現在国旗の数は約60個。まだまだ目標の197個には及ばないかもしれませんが、3月頃までには何個になるのか楽しみですね!

保育士 S.O

 

最近のお気に入りの遊具は…

2024/11/08

暑さが落ち着き秋らしい過ごしやすい日が多くなってきましたね。戸外での活動も増え元気いっぱいの子どもたちです。

最近の0歳児クラスのお友だちは体を動かして遊ぶことが大好き!少し前までずり這いやハイハイでの姿をよく見かけていましたが、気付くと掴まり立ちや伝い歩きなどをする姿に変わり、子どもたちの成長の早さに驚きと感動の日々です。

戸外遊びで最初に人気になったのはコンビカー。背もたれ部分の持ち手を掴んで押しながら進みます。初めの頃は慎重に進んでいましたが、今ではスピードアップ!勢いよく進み方向転換もばっちりです。座って自力で進もうとしますが、足の蹴る力が足りず断念…。これからに期待ですね。また、最近のお気に入りは築山に登ることです!お兄さんお姉さんが遊んでいる姿を見て興味を持ち挑戦するように。思うように足が上がらず泣いて保育士に助けを求めて何度も何度も挑戦!登れるようになると楽しくてスイスイ登り頂上に。「出来たね!」と保育士が拍手をすると、子どもたちも笑顔で拍手をし喜ぶ姿が印象的です。それ以降園庭に出る度に遊び、好きな遊具を見つけられたようです!

 

遊戯室では巧技台が人気です。階段のように並べそれをハイハイや徒歩で進み反対側に設置してあるスロープを滑り台のように滑ります。反対にスロープから上り階段を降りる子もいたりとその子によって違いがあるのも面白いです。時には両方から上り始め、ぶつかりそう…どうするんだろう…と見守っていると、一緒になってスロープを滑る姿やどちらも譲らず押し合ったり、ぎゅうぎゅうになりながらすれ違うなど、絶対に進みたいんだ!という強い気持ちを感じます(笑)

これからも戸外室内共に元気いっぱい体を動かし楽しさを共有したり、出来た喜びや経験を一緒に増やしていき、大きく育ってくれることを楽しみにしています!

保育士F・T

3種類のきのこ

2024/11/01

10月はきのこの食育を三回行い、三種類のきのこを自分たちの手でむきました。

1回目はしめじ。かたまりのまま子ども達に見せながら「このきのこの名前はなんでしょう?」と聞くと「わからない!」「えりんぎ?」と答える姿がありました。「このきのこの名前はしめじです」と伝えると「しめじ!」と繰り返して言う姿も。保育士が先にさき方を伝えている時も子ども達はじっと見つめ、説明を終えると「せんせいはやくやりたい!」と興味津々な様子。机ごとにきのこを配っていくと「なんかへんなにおいする」「くさい」とちらほら声が聞こえてきました。なんのにおいかなと尋ねると「きのこからする」といい、各々きのこを手にくんくん、、、「くさーい!」と眉をきゅっと寄せながらも、いざ向き始めると真剣な顔でさいていましたよ。向きながら「ここまでむけたよー!」と見せてくれる子もいました。

 

2回目はまいたけ。二回目という事もあり子どもたちもスムーズにまいたけをさいていく姿が見られましたが、しめじと比べ1房ずつ分かりやすく分かれているわけではないのでどのようにさくか、どこまでさいていいのか悩む姿も見られましたよ。それでも、たくさんさくことができ子ども達も誇らしげな表情でした。

 

3回目はえのき。しめじやまいたけよりも細いため太めにさく子もいれば一本一本慎重にさく子もいました。さいていく中である発見をした子どもたち。きのこをさいていくとどんどん持っているきのこの束が減っていきます。「せんせいきのこがちいさくなってきちゃった」と笑いながら教えてくれました。最後はいっぱいになったえのきを見ながら「いっぱいみんなでやったね」「いっぱいやってつかれちゃったよ」と感じた事をたくさんお話してくれましたよ。

 

今回3つのきのこをむく経験をし、子ども達にも視覚的に分かるようにきのこの写真を窓に貼ると「このきのこむきむきしたね」「これはしめじ!これはまいたけ!」ときのこの名前を言ったり、食事の際にきのこがでると「みんなでむきむきしたね」「これはなんのきのこかな?」「いえでもむきむきしたよ」と話が出る事も。これからも食育を通しながら、食材に興味を持っていきそのものの特徴や匂い、感触などに触れながら自分なりの発見・たのしさ・おいしさなどを見つけていければと思います。

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