日差しが温かく、汗ばむ陽気になったかと思うと、急に気温が下がり、上着を着たり脱いだりと忙しないこの頃です。
進級の時季を迎えると、園庭の花々が咲き誇り始めます。梅の花が咲き、サクランボの花、プラムの花、そして、今は桃の花が満開になりました。
朝登園した子がお部屋に入るとすぐに保育士を見つけて「〇〇先生、桃の花がさいたよ」伝える声が聞こえました。
「教えてくれてありがとう、見に行くね」と保育士が返事をしていました。
当たり前のように交わすこの言葉を、心地よく感じながら桃の花が咲いたことによく気が付いたとも思いました。
「対話」をテーマにした職員の研修を年間通して行っています。勤務時間内ですから限られた中でいかに進めていくかも進行役の者も勉強になります。 人の話を聞くことができるをまず職員から実行する。子どもたちが年長さんになって、子ども同士で活動を決めるときも 円になって向き合った思いを言葉に表し、或いは、言葉でなくても態度で表し、読み取る、自分が思っていることと相手の考えていることは必ずしも一致するとは思いません。確認が必要です。
時間をかけて対話する、向き合う、お互いを尊重することが、体験から身についていくことをこの一年間で実感しました。
「桃の花咲いたよ」は、知らせて喜ぶ保育士の姿を思ったのかもわかりません。私が勝手に思ったのですから、、、 それでも、応える側にもう見たよ、と思っているかどうかで言葉の選び方が異なりまね。
成長する子どもたちに、保育園ではできる限りゆっくりと丁寧に 大人に成長する中でいのちを大事に過ごしてほしいと願っています。 (副園長)
一年間 皆様と共にお子さまの成長を見守れたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。