謹賀新年
2024年1月1日の夕方に石川県能登半島で発生した地震により、犠牲となられた方々ならびにそのご家族にお悔やみを申し上げるとともに、被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
いまも余震が続くなか、避難先で心細く過ごされている方も多くいらっしゃることと存じます。
みなさまの安全と、一日も早く子どもたちが安心して過ごせる日常が戻ることを職員一同お祈りしております。
伝統と文化
感染症の拡大で中止されていた「獅子舞」が今年1月3日にお寺に来ていただきました。私が幼いころから毎年お正月に家族が集まり、獅子舞に各々の頭を噛んで邪気を食べてもらったり、無病息災を祈るなどの意味があって縁起物であり、一年のはじまりをお祝いします。年齢を重ねた今、私は、獅子舞を行う方々が地域の方で受けついでいくことが大変なことと思うようになりました。若い方々が鳴り物をならし、ベテランの方々の姿を一生懸命に見てつながっていくことを私たちは応援しています。先輩の中には卒園児第1期生から平成生まれの若い卒園児と頑張っている姿を見ると成長する姿を若者の祖父母の姿や言葉を思い浮かべて、微笑ましく心にじんわりと温かさを感じました。
なにが、伝統なのか、そしてなにが文化なのか、伝統は長い歴史の中で受け継がれてきたものであり、文化は人が今の状況よりももっと良くしたいと思って活動すれば新しい文化が生み出されていくとあります。変化しないものとするものとの違いとある辞書にありました。
「かたち」が変わっても、変わらないものを考えていきながら、急激に進むAIに使われないように、使いこなすべく「選択」の智慧を身につける必要性を感じます。
それには、成功と失敗の繰り返し、乳幼児期からたくさんの経験ができるとそれが智慧になるのではないでしょうか。
今年も子どもたちのさらなる成長をワクワクドキドキしながら楽しもうと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
副園長