MENU CLOSE

2021年 10月

いつか行きたいな

2021/10/15

幼児クラスでは部屋で遊ぶ時は自由にハサミや画用紙などを使って制作が出来るようになっています。

そんな制作遊びでのエピソードをご紹介します。

毎日1個は必ず何かを作って帰るほど制作が大好きなHくん。

ある日「ねえ先生」と呼ばれて振り返ると「見てこれ!ハワイのチケット」「これでハワイに行けるんだよ」「後はパスポートもあるんだよ」と嬉しそうに教えてくれました。

「良いな~先生行ったことないから行ってみたいな」

「行きたいでしょ!一緒に行こうよ」「ハワイって海がキラキラしてるんだよ」「美味しいご飯もいっぱいあるの」

「そんなにいっぱい知ってるなんてすごいね!」

「行ったことはないんだけどね。知ってるんだよね」行ったことがないのに色々と知ってるなんてすごいですよね。

2つを作り終えた所でこの日はお迎えの時間に。まだまだ作りたい物があったので、「また月曜日に来たらハワイごっこをしよう」約束をしました。

そして月曜日。朝保育士に会うなり「今日は何作ろうか」と制作の時間が待ち遠しくて仕方がありません。「ハワイがどんなところなのか分かるように写真を貼っておくね」と海辺や海の中の様子・海の生き物などの写真を壁に。それを見ながら青いカラーポリ袋で海に!その前に茶色の画用紙を付けて砂浜、茶色の筒状の廃材と緑や黄緑のが投資をを組み合褪せてヤシの木に!

保育園の一角がハワイに変身!

そして次の日には「ねえ!昨日は海を作ったから今日はご飯を作ろう」という話になり、ハワイにはどんなご飯があるのか調べてみると、ハンバーガーやステーキなど見た事のある食べ物が!「知ってる知ってる」とパッと画像を見ると必要な画用紙の色を取り、「コレはパンでこっちがトマトとレタスと後はチーズ」「今からハンバーガー作るから」とハワイごっこ再開!

あっという間に作り終え「次はステーキね」とそれも作り終えると「やっぱりカップケーキなんてのも良いかも!」と自分で考えてハワイにありそうな食べ物まで作ってみました。

海の隣に机を持ってきて、その上に作ったご飯を並べて食べてみると「海を見ながらご飯を食べるのってなんか良いよね」「本当にハワイに行きたくなっちゃったな~」と4歳児とは思えない大人顔負の反応が!そんな様子に心がほっこりしたのと同時に思わず笑ってしまいました。

 

   

今ではハワイのガイドブックを見ながら次に何を作ろうかと考えています。

遠くてなかなか行けない海外も子どものアイデア1つでこんなに身近なものに変身してしまうなんて、改めて子どもの発想力はすごいなと感じました。

又今回はハワイということで「これもあるよ」「こんなのも良いんじゃない!」と子どもに負けないぐらい保育士も楽しんでしまいました。

 

保育士S.O

 

 

やってもらった経験

2021/10/13

2歳児クラスでは、1人で集中してパズルをしたり、電車を走らせたりと遊びこむこともありますが、最近お友だちと一緒に遊ぶことを楽しむ姿が増えてきました。
保育園に来て遊ぶ中で「○○ちゃんまだ来ないかな?」とお友だちが来ていないことに寂しそうにしている子もいます。少ししてお友だちが登園してくると、「あっきたー!」と嬉しそうにお友だちの方までかけ寄り「○○ちゃん、これで遊ぼう!」と誘いにいっています。

そんなお友だちとおままごとで遊ぶ中で、お料理をしたりお人形をお世話したりとごっこ遊び楽しんでいました。
「ちょっと静かにしてね」とAちゃんがまわりのお友だちに声をかけていました。ふと見ると、抱っこ紐でお人形を抱いてトントンしながら、リズムをとって揺れていました。
一緒にいたBちゃんは、「今寝そうだから、ちょっと静かにしてあげてね」と他のお友だちに声をかけ、まわりの子たちも「わかったよ」と小声で答えていました。
少ししてバンダナで用意した布団に下ろし、「もう寝たから大丈夫だよ!でも大きな声は出さないでね」と言って一緒に横になっていました。

そのあとも「赤ちゃんが起きたからごはんの時間ね」とごはんを作り、スプーンに乗せフーフーしてから「あーん」と声をかけながら口へ運んで食べさせいました。

おままごとの中での出来事ですが、子どもたちの会話や動作など見ていても、普段の保護者の方や保育士の姿を見て色々と吸収しているんだなぁと感じます。
お母さんや先生たちは、こんな風にごはんを食べさせてくれるな、寝かせてくれるななど普段して貰っていることを、そのまま赤ちゃんの人形に対してやっていると思いました。色々とやり方など知らせていく場面もありますが、これはこうだよ!と言葉で伝えていくことだけでなく、子どもたちが実際にして貰ったり、見て学ぶこともたくさんあるんだと感じました。
色々と見たり、体験する中でたくさんのことを吸収していって欲しいです。
保育士M.Y

気持ちを言葉に。

2021/10/08

0.1歳児クラスの担任をしていると、この子は今何を感じているのだろう、、思うことがたくさんあります。01歳児は言葉で気持ちを表現することが難しい年齢であるからこそ、子どもへの理解を深めるためにたくさんたくさん考えます。

あるお昼ご飯を食べている時のことです。食事用のエプロンを忘れてきてしまったAくん。いつも着けてるものがないことが納得できないようで、その日は全くご飯に手が付かず、泣きそうな声をあげていました。そんなAくんの様子をじっと見ていたB先生が「いつもちゃんとエプロンつけてるもんね」「お洋服汚れるの嫌だよね不安だよね」とAくんが抱えている気持ちを読み取り、言葉で代弁していました。AくんはB先生の言葉を聞いて「やだ、、、」と答えていました。B先生の言葉によってAくん自身が自分の気持ちに気づき、伝える事ができたのかなと思いました。
B先生のように気持ちを言葉で表すことで自分はいま楽しい!悔しい!悲しい、、、などの気持ちに気づく事ができるのではないでしょうか。そして自分の気持ちを知るということは、自ずと相手の気持ちを知るきっかけにもなると思うのです。
あらためて子どもたちの気持ちを丁寧にくみとり、言葉にして伝えることは大切なんだなと感じた瞬間でした。

後日、Aくんは自分のエプロンがあると嬉しそうに保育士にエプロンを見せていました!

保育士 M.W

園のこだわり 園からのこだわりの発信です 採用情報 子どもたちの為に一緒に働きませんか?