年長児の出来事です。
部屋の隅に置かれていた組み立て式のバスケットゴール。それを見つけた子どもたちは「やってみたい!」と興奮し、組み立てることから始めました。
まず、箱からすべての部品を出し「こんなになっているんだ」と増々興味を示し、1人ずつ1つの部品を持ち協力して作ることに。
「どこを合わせるんだろう?」と部品の上から下まで見て「こっちとあっちがくっつくんじゃない?」など話しながら作っていったのですが、途中で上手く合わせられなくなりました。
すると1人の子が「説明書があると思うよ」と思いつき、箱の中をもう一度確認し見つけることが出来ました。それからは1人の子が「みんなバラバラに始めたらわからなくなるから、私が(1人で)説明するね」と言い、その子を中心に作っていくことに。
また、1人ではつけることが難しい硬い部品や大きい部品をつける時は「1人じゃ出来ないから手伝って」と頼み一緒に行い、苦労の末子どもたちの力だけで完成する子が出来ました!
組み立てるのは子どもたちだけでは難しいのでは?と思っていましたが、最後まで完成させらたところを見て、大人のように成長したなと感慨深く思いつつも、引っ張ることが必要な作業の時は「うんとこしょ、どっこいしょ!」と掛け声をしていて、可愛らしく思い微笑ましくなったりもしました。
作り上げてからも子どもたちでルールを出し合って決め、男の子と女の子で競い合い楽しく過ごしました。
保育士Y.S