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2020年 10月

給食

2020/10/09

2020/10/9

子ども達と食事をしているとたくさん話しかけられます。

「これおいしい」

「○○君はこれちょっと好きじゃない」

「今日、先生はこの中の何を作ったの」

「これは誰が作ったの」

「何が入っているの」

作った物、作り方を話すと、

「ふーん、がんばったんだね」

「これしか作ってないの」

「これきらーい」「これだいすき」と反応は様々です。

嫌いな野菜でも、「このお野菜を食べると体の中で、こんなことをしてくれるんだよ」「このお野菜、すごい頑張って切ったんだよ」と話すと、お箸でちょっと触ってみたり、思い切って口に入れてみたり、「やっぱりきらい」と言う子もいます。

でも作り方や味付けの違いなどで、「今日これ食べられたよ」「おいしかった」という声も聞くことがあります。

今日は食べられない物でも、味付け、切り方、食べ物の良い匂い、大人が美味しそうに食べる姿、たくさん遊んでお腹がペコペコ等で

「少し食べてみようかな」

「意外とおいしかった」

「食べられるかも」となるのかもしれません。

子ども達の好きな食べ物が増えるよう、工夫していきたいと思いました。

栄養士 A.S

子どもたちの同士の関わり

2020/10/07

今0、1歳の担任をしているのですが見ていて一番関心させられることは「子どもたち同士の関わり」です。

喃語や二語文などは話せる子も多くなってきている様子があります。ですが相手も同じ1歳、中々伝わらないことも多くあり、「貸してほしいのに分かってくれない!」等の気持ちを保育士が代弁したり、相手に伝えてみたりして過ごしています。

その中でも、この写真のワンシーン。Aくんに近づき玩具を渡すBちゃん。Aくんは最初なんの玩具も持っていませんでした。なにを思ったのか一つ玩具を渡し、笑顔を見せるAくん。それを見たBちゃんは何度もAくんに玩具を渡しに行く姿がありました。この時、見ていて感じたのはお互い言葉はなく、お互いの顔を見合ってやりとりをしていました。相手の表情を見て関わる姿に関心させられ、最後は渡す玩具もなくなり、最後は「ぎゅっ」としていました!

言葉での関りももちろん大切ですが、相手の気持ちを読み取り、関わる子どもの姿を見て僕自身も学ばせていただきました。

 

保育士S、K

 

 

生命尊重の心

2020/10/02

2歳児クラスでは「クロちゃん」と名付けた小クワガタを6月から飼育しています。初めてクロちゃんに出会った子どもたちは、触りたくてしょうがない子、興味はあるけれど触るのは怖い子と様々でした。何人もが触りたがるとクロちゃんが弱ってしまうので、保育士が虫の模型を用意し、玩具棚に入れました。本物の虫を怖がっていた子も模型で遊ぶうちに虫好きになり、クロちゃんにも触れるようになりました。
そして夏、外で遊べた日は虫探しに夢中になる子どもたちでした。
一時期クロちゃんは虫かごの土の下にもぐり、あまり姿を見せなくなりました。「クロちゃん、どこ?」時々保育士が探ってクロちゃんを出して遊んだり、「眠ってるからそうっとしておこうね」と、乾いた土に水のスプレーを子どもとかけたりしました。
最近、虫かごに落ち葉を入れたところ、クロちゃんは葉の下にいることが多くなりました。葉をめくるとクロちゃんをすぐ発見できるので、「クロちゃん、元気だね!」と子どもたちは喜んで観ています。
ある日のこと、ままごとのタッパーをめぐって子どもが取り合いをしていました。見ると、中に丸めたティッシュが入っています。「クモだよ!」よくよく見ると、クモが1匹います。「クモさん、つかまえたらかわいそうだよ!」「そんなに怒んなくてもいいでしょ!」タッパーを手にした女の子は興味深げにクモを観察しています。日常生活の中でクモを発見することはしばしばあり、「先生、クモ!」と子どもが知らせてくると、「大丈夫!」とそのままにしていたり、外に出したりしていました。「かわいそう」という言葉がこの歳で出たことに驚き、今までの生物との触れ合いから自然と育まれたものが確かにあったのだなと感じました。
保育士N.W.

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