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2020年 9月

自分たちで発見!!

2020/09/09

暑くなり始めた7月頃から0・1歳児クラスでは、遊びの中で水に触れる機会を作っています。毎年、水が少し苦手な子もいるので、まずは直接触るのではなく、ビニール袋に水を入れて袋の上から感触を楽しんでいます。手が濡れてしまう事も、顔にかかってしまう事もないので、自分から積極的に触れて楽しんでいます。遊びの中では、袋を押して手が跳ね返ってくる事を楽しんでいる子もいれば、足で踏んでみたり、袋を噛んでどうやったら袋から水が出てくるのか考えている子も…

そんな中最近は、たまたま穴を開け水が出てくる事が分かり、ほかの子もやり方を真似し始めどんどん水を出しての水遊びが始まっています♪

ある日のこと…。

シートの上が水で濡れて、ツルツルと滑る事に気がついた子がいました。

その子は、シートの上に腹ばいになりシートの上でお腹からスライディングを始めました。すると短い距離ですがシュ~っと滑る事ができ!滑れたことが楽しくて、何度も繰り返し遊び始めました。

その様子を見て、なにか面白そうな事をしているぞと気づいた子がいました。同じようにお腹をつけて真似を始めます。

1人で遊んでいた子も、お友だちが一緒にはじめた事でより楽しくなり、やる度に顔を見合わせながら何度もケラケラと笑い楽しんでいました。

その姿を見て、大人が遊びの楽しさを一緒に共感していく事もありますが、子どもたち自身が不思議さに気づき、楽しさを発見する。その楽しんでいる姿を見て、他の子が興味を持ち真似して一緒に楽しさを共有する。

子ども自身が遊びの楽しさを発見していくこともとても大切なことだなと感じました。

保育士M・Y

異年齢での関わり

2020/09/04

新型コロナウイルス感染予防のため、人数に配慮しながらも異年齢での関わりを持てるような活動を取り入れています。

つぼみ組(2歳児クラス)の子が、3.4.5歳児クラスへ遊びに行くと、お部屋に入った瞬間から笑顔を浮かべて、少し駆け足でお兄さんお姉さんの元へ走っていきます。

新しい玩具がたくさんある中で、Aちゃんが遊び方が分からずにいると、一人のお兄さんがAちゃんの隣に来て「こうやって遊ぶんだよ」と教えてくれました。粘土のスペースでは、保育士がBちゃんに何を作っているか聞くと「お団子!」と答えました。すると、それを聞いたお兄さんお姉さんが「お団子ならたくさん作ってあげるよ!」「くるくるすると上手にできるよ」と言ってたくさん作ってくれました。
その帰り道、「お兄さんお姉さんのお部屋は楽しかった?」と子どもたちに問いかけると、返ってきた言葉は「こうやって遊ぶんだよね」「お団子たくさん作ってくれた!」などとお兄さんお姉さんに教えてもらったことばかり。お兄さんお姉さんに教えてもらったことは、とても心に残っているようでした。

ひよこ組(1歳児クラス)のお友だちと一緒に遊んだ時には、おままごとをしていました。つぼみ組のCくんが黄色いチェーンをパスタに見立てると「これはちゅるちゅるです。こうやってグルグルして巻くんです!」とひよこ組の子に教えている姿が見られました。「お皿に乗せるから、お皿下さい」と言ってひよこ組の子がお皿を持ってくるのを待ちます。お皿を手に取ると自分の分の半分を乗せて、テーブルへ運びました。すると「手を合わせていただきます、するんだよ」と顔を覗き込んでいただきますをする姿を見せていました。それを見て、ひよこ組の子もいただきますをして、おままごとを楽しんでいました。一つ一つ丁寧に教えていく姿に、3.4.5歳児クラスのお兄さんお姉さんと同じような頼もしさと下の子への優しさを感じられました。

2歳児クラスは、他クラスと違って同年代の子たちで日々生活しています。3.4.5歳児クラスへ行くことは緩やかな移行へと繋がり、また0.1歳児クラスなど異年齢で関わることで、上の子から教わり下の子へ教えるといったことが自然と出来るようになっていることに気が付きました。
今後も異年齢で関われる活動を取り入れ、子どもたちが見守られながら様々な経験をして、大きく成長してほしいと思います。

保育士R.S

改めて感じた事

2020/09/03

食事をしているとき「先生、手伝って~」と3歳児のBくん。その言葉を聞いた前で食べていた4歳児のAくんが突然、「僕が手伝ってあげる!」と席を立ちBくんの隣へ。
スプーンを持ち「はい、アーン」と言ってBくんの口元へ。Bくんは少しビックリしていたものの、しばらくすると嬉しそうに口を開けて食べていました。その後、席に戻ってからもAくんは「美味しいでしょ」「頑張れ〜」などの声を掛けながら食事を進めてくれました。
そんなAくんの行動にビックリしつつも、Aくんの過去を振り返ってみると、同じようなことがあったなぁと
昨年度3歳児クラスに入園したAくん。入園したばかりの頃は苦手な食材があるとご飯を食べようとせず、ずっと座ったまま動かずに誰かに話しかけられるのを待っている姿がありました。
なかなか食事が進まないAくんの元にお友たちが来て食事を勧めてくれたり、隣に座って「これ美味しいんだよ」とお喋りしながら、今回と同じように美味しそうにお友だちと一緒に食べる姿があったことを思い出しました。その関りによって、苦手な食材も少しずつ食べられるようになったA君。そして この日からA君は「手伝ってあげる!」と進んでお手伝いをしたり、困っているお友だちを見ると「〇〇した方がいいんじゃない?」と声をかけるする姿が多く見られるようになりました。
自分がやってもらい嬉しかった事を年下のお友だちにやってあげたいという気持ちが芽生えたのかもしれません。このような出来事が日々見られる事が異年齢保育の良さだなと改めて感じた出来事でした。  T.O

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