最近の0.1歳クラスではお友だちを気にして遊ぶ姿が増えてきました。その中でも遊びの中で絵本の食べ物を お友だちや保育士の口に持っていき 食べる真似やあげるやりとりを楽しむ姿がたくさん見られます。
そんなある日、0歳児クラスのAくんが保育士とおやつを一緒に食べていると1歳児クラスのBくんが通りかかりました。
Bくんは保育士の隣に座り、Aくんが保育士からリンゴをスプーンで食べている姿を、じっ~とみはじめました。
しばらくみていたBくんですが、自分でもあげたい!と思ったようで、保育士の持っているスプーンに手を添え、お皿に入っているリンゴをAくんの口へ運びはじめました。
Aくんは抵抗する事なく喜んで口を開け食べていましたが、何回かあげるうちに口を開けてくれなくなりました。
Bくんは何度も口の前までスプーンを運びますが、食べてくれません。
どうするのかな〜と見ていると、Bくんは食べる真似をしながら、「もぐもぐ、がじがじ」と声をかけたのです。その姿を見たAくんは真似するように、口を開け食べはじめたのです。
どうやったらAくんは食べてくれるのかな?とBくんなりに考え、普段遊びの中で食べるやりとりを楽しんでいる絵本「モグモグ、ガジガジ」を思い出し「もぐもぐ、がじがじ」とやってみたようです。
そんな姿を見て、大人が伝えなくても子どもたちなりに、日々の遊びや生活を通し経験する中でこんな時はどうしたらいいのかな?
と考えてみることも出来るようになってきた子どもたちの成長に嬉しくなりました。
色々なお友だちや保育士と過ごす中で沢山の経験をして色々と学んでいって欲しいと思います。
保育士 M.Y