ある3歳児の男の子たちのエピソードです。
園庭に出ると、1番始めに向かうのは畑!目的は虫探しです。
園庭では虫や草花、木の実などたくさんの自然と触れ合うことができるのですが、なかでもお気に入りはバッタです。
きっかけは5歳児のお友だちがバッタを捕まえ観察をしていた事で、そこからバッタに興味を持った3歳児の男の子たちは、自分たちも探してみることにしました。
はじめはなかなか見つけられなかったのですが、畑にはバッタがたくさんいることを発見。バッタを捕まえバケツに入れると「先生、バッタ見つけたよ!」と嬉しそうに見せてくれました。
そんなやりとりが続いたある日のこと。2歳児の男の子たちが、バッタより数倍大きいカマキリを見つけたのです!
普段あまり関わりのない年下のお友だちですが、「どこで見つけたの?」とカマキリを見つけた場所へ移動。捕まえたカマリキを囲んでなにやら話し込んでいます。
何を話しているのか気になり側で聞いていると、
「そうやって持ったら(カマキリが)可哀想だよ」「カマキリにも命があるんだよ」「命は大事にするんだよ」と3歳児の男の子たちが2歳児の男の子たちに熱弁しているのです!
普段は年中・年長のお兄さんお姉さんに教えてもらったり助けてもらうことが多い3歳児のお友だちですが、知っていることは教えてあげなければ!と一生懸命に年下のお友だちに話している姿がなんとも微笑ましく、とても成長を感じた瞬間でした。
担当T.S