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園のこだわり

喧嘩になったらどうしよう…

2020/10/16

4歳児のお友だちのエピソードです。
園庭で遊んでいる際、喧嘩になったAちゃんとBちゃん。Aちゃんは「ごめんね言ってるのにBちゃんが許してくれない」と泣いていました。Bちゃんに話を聞いてみると、「Aちゃんに強く言われたのが嫌だった」との事。お互いに言い分があり話をしていると、それまで一緒に遊んでいたCくんが泣いているAちゃんに向かって「ごめんね?」と顔を覗き込み、優しく声を掛けたのです。そして「ほら、こうやって言えばいいんだよ!よし、俺もこれからはこうやって言おう〜」と去って行きました。そんな言葉を聞きAちゃんとBちゃんも少し表情が和らぎました。その後はお互いの気持ちを伝え分かり合うことができ解決。
Cくんといえば、今まで喧嘩になってしまうと相手の思いを受け止めるには時間がかかり、なかなか納得できなかったり素直に謝ったりできませんでした。それでも、喧嘩があれば話をする!というのを重ねてきたからこそ、仲の良いお友だちの喧嘩を見て、こうしたらいいんだ!と感じる部分があったのかな。と思いました。
同じごめんねの一言でも、嫌々言っているのと心がこもっているのでは意味が違いますよね。それは喧嘩をした当事者である子どもたちがいちばん良く感じていること。
そんな思いに気付き、次からは自分もこうしよう!と思えたCくんの気付きに、とても成長を感じました。
これからも喧嘩はあると思いますが、お友だちとの関わりを通して、自分を見つめ返したり相手のことを考えたりしていってほしいと思います。

保育士 T.S

お芋ほりから コミュニケーション

2020/10/14

例年は4,5歳児が一緒にお芋掘りに出かけるのですが、今年はコロナウイルスの感染拡大防止もあり、5歳児年長だけの参加となりました。
観光バスの利用を保護者の方と一緒に考えた結果の実施となりました。保護者の方のご協力に感謝をしつつ、無事に園へ戻れたことにほっとする、何だかいつもの疲れではないものがありました。
お芋を掘り出し始めると 真剣な表情で、言葉も聞こえません。でも、「あ~、お芋見えた~」と叫ぶ声があちらこちらから聞こえ始めると、いつもの元気すぎる声が畑に響き渡っています。
しばらくすると、自分のお芋を掘り終えた子が、苦労しているお友だちのそばに行き、「手伝おうか?」と聞いて、一緒に掘り始めました。慎重に掘っていた子は、手伝ってもらったお友だちの早い行動を見ていると、掘る手際のよいことに感心していましたが、お芋を引っ張って~ よいしょ! と、お芋は切れてしまいました。 残念という表情をしていたのですが、「ありがとう」とお礼をいっていました。 切れたお芋でしたが、お友だちとのコミュニケーションを子どもたちから改めて学びました。

今日の子どもたちの姿を見たことから、感じたことがあります。人間には本質的な要素、付属的な要素が備わっていると説かれた方がいます。本質的な要素とは人間の徳性や徳望、付属的要素と知性、知能、技術といったことを指します。とかく付属的要素ばかりに身を向けがちな私たちに、何よりも重要なのは徳性であることをはっきりと示されました。
人として大事なものは、その心掛・心境・真実というもので、人間の本質は徳、徳性というものにあるという事とあります。
子どもたちにとって、お芋ほりの経験は、どうだったでのでしょうか、友だち同士で行ったお芋掘りが小さな経験となって、未来の子どもの成長した姿につながることに夢を抱きます。

副園長

給食

2020/10/09

2020/10/9

子ども達と食事をしているとたくさん話しかけられます。

「これおいしい」

「○○君はこれちょっと好きじゃない」

「今日、先生はこの中の何を作ったの」

「これは誰が作ったの」

「何が入っているの」

作った物、作り方を話すと、

「ふーん、がんばったんだね」

「これしか作ってないの」

「これきらーい」「これだいすき」と反応は様々です。

嫌いな野菜でも、「このお野菜を食べると体の中で、こんなことをしてくれるんだよ」「このお野菜、すごい頑張って切ったんだよ」と話すと、お箸でちょっと触ってみたり、思い切って口に入れてみたり、「やっぱりきらい」と言う子もいます。

でも作り方や味付けの違いなどで、「今日これ食べられたよ」「おいしかった」という声も聞くことがあります。

今日は食べられない物でも、味付け、切り方、食べ物の良い匂い、大人が美味しそうに食べる姿、たくさん遊んでお腹がペコペコ等で

「少し食べてみようかな」

「意外とおいしかった」

「食べられるかも」となるのかもしれません。

子ども達の好きな食べ物が増えるよう、工夫していきたいと思いました。

栄養士 A.S

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