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園のこだわり

保育園ならではの関わり

2020/10/28

朝の登園時間。3.4.5歳クラスには0.1歳のお友達が気分転換をしにくることがあります。来るとすぐに3.4.5歳の子どもたちは「お名前なんていうの?」「かわいい!ちっちゃいなぁ…」と興味津々で近づき、頭をなでたり、「眠いのかな?」と表情を見て考える姿も。

ある日、アンパンマンのことが大好きな1歳児のAちゃんが泣いていました。そこで保育士がアンパンマンのおもちゃを渡すと泣きやみ、笑顔が見られるように。その姿を見ていた5歳児のBちゃんは「Aちゃんのためにアンパンマン描いてあげるの!」と張り切って絵を描き始めました。できあがった紙には、アンパンマンだけではなく10種類ほどのキャラクターが描いてあり、その横には分かりやすいようにキャラクターの名前まで書いてありました。あえて色を塗っていないのは、Aちゃんが塗り絵をできるようにと考えたそうです。裏には「Aちゃんへ♡」というお名前まで!

Bちゃんの思いやりを持った行動にほっこりとし、心が温まりました。さらにAちゃんのお母さんに手紙を渡すと、家に飾ってくれているそうです。

保育園だからこそ見られる関わりに、改めて異年齢での関わりを大事にしていきたいなと感じる場面でした。

保育士H.M

笑顔の威力‼

2020/10/23

日々子どもたちの成長を見守る中で最近、1歳児クラスの子たちが、自分の気持ちを少しずつ言葉で表現できるようになってきているな、と実感する瞬間があります。もちろん、まだ上手く言えないことの方が多いですが、相手に何かを伝えようとするその姿は、とても逞しく、微笑ましいものです。

先日、おもちゃの取り合いを目の当たりにし、お互いに”譲れない”という感情がぶつかりあっている真っ最中の様子でした。しばらくどうするのか見守りながら「こっちにもあるよー!」と他のおもちゃを紹介してみたり「順番こで使う?」と提案してみたり…。すると、それを見ていた0歳児クラスの子が、突然ケラケラと笑い始めたんです!そして、それを見ていた喧嘩中の2人も、その状況に顔を見合わせながら「ふふふっ」「あははっ」と大笑い!さらには、周りにいた子たちもつられて笑い出し、あっという間に「わっはっはっはー!!」となんとも愉快な子どもたちの笑い集団が出来上がっていました!あんなに怖い顔をして睨み合っていた2人も”なんのことだっけ”とでも言いたげな、すっかり忘れて違うあそびに出かけていきました(笑)言葉がなくても仲直りできてしまうとは…。笑うことの力は凄まじいのだと実感させられますね(笑)

新型コロナウイルス対策で、マスクを着用しながらでの保育が日常となり、私たち保育士の笑顔は子どもたちから見て”目”の部分でしか認識できません。ちゃんと伝わっているかな、表情って難しいな、と悩むこともありますが、それでも、子どもたちが笑顔を返してくれるのを見ると、どこか安心したり、もっともっと楽しく笑いの溢れる環境を作っていきたい、と原動力にもなります。毎日可愛い子どもたちに癒されながら、私もそんな子どもたちに負けないくらい、ニコニコ!キラキラ!な笑顔で日々過ごしたいなーと思う今日この頃です。

保育士 A.S

自然に触れる楽しさ

2020/10/21

先週の戸外遊びの際に園の畑で芋ほりをしました。

好奇心旺盛なほし・ひよこ組の子どもたち。上のクラスのお兄さんやお姉さんたちにまじってひよこ組のお友だちもスコップや両手を使って土を掘っていました。掘り続けていると、、、「あー!」綺麗な紫色のさつまいもが出てきて、子どもたちの表情も驚きや喜びでいっぱい!どんどん出てくるさつまいもに、まるで宝探しをしているかのようでした。
大盛り上がりな様子に惹かれて畑の方に近づいてきたお友だちにもさつまいもを見せると、恐る恐る手を伸ばしてちょん、と触れる姿が見られました。一度触れてみて危険はないと感じたのか、大きなさつまいもを両手でぎゅっと握って重さや感触を味わいました。小さな子どもたちが大きなさつまいもを持つと、さらに大きく見えて微笑ましく感じました。

園庭には畑の野菜だけでなく、どんぐりや落ち葉、砂など様々な自然にあふれています。子どもたちは目の前にある自然に触れながら五感を刺激し、体と心を育んでいます。今回の芋ほりでも子どもたちの中には、喜びや驚き、恐怖、興味、嫌悪など様々な感情が生まれたと思います。自然に触れることで得られる感情や能力を共感したり見守っていきながら、園での生活を楽しんでもらいたいと思います。

保育士M.W

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