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園のこだわり

初めての上履き

2020/12/18

11月から上履きを履き過ごすようになった2歳児クラス(つぼみぐみ)の子どもたち。
ようやく履くことにも慣れてきましたが、今日のブログは初めての上履きについて、子どもたちの思いや喜び・葛藤をご紹介したいと思います。

まずはAくん
上履きを1日ご機嫌で履いていたAくん。上履きを履いた初日のお迎えは、とっても気に入ったのか、「履いてかえるぅぅぅ〜」と上履きを脱がずに座り込んでいました。そしてそのまま履いて帰ることに。そんな姿に思わず保育士も可愛らしいなと笑ってしまいました。

次にBちゃん
上履きを履いて半月経ったある日、「ねぇ、上履きないの」と言ってきたBちゃん。「じゃぁ一緒に探そうか?」とお部屋の中を見て回ると、そばにいたEちゃんが「ここ(おままごと)にあるよ!」と教えてくれました!Bちゃんは見つかって一安心。Eちゃんは教えられて嬉しそうな表情。友達の思いやりと、一緒に過ごすことっていいなと感じる瞬間でした。

さらにCくん
上履きを履いて1週間が経ったある日、園庭から遊んで帰ってきたCくんは、なぜか靴下を脱ぎ素足で上履きを履いていました。「どうして靴下脱いだの?」と尋ねると「だって、あついんだよ!」と答えていました。お気に入りの上履きは履きたい…でも暑い…そうだ靴下を脱ごう!という発想なのでしょうか?よ〜く靴下を見ると、今日履いていたのは厚手の靴下だったので、お着替え用の別の靴下があることを伝え、履いてみると「あ、これ暑くない!」と目を丸くして靴下を見つめていました。暑い、なんとかしたいと自分で気付き、衣服の調節ができるようになったんだなぁと成長を感じました。

最後にDくん
「履けない!!履けないのぉ〜」と言いながら目をしかめ、上履きを握りしめているDくん。「お手伝いしようか?」と保育士が声を掛け一緒に履き、ニコッと笑ってブロック遊びを始めたDくんですが、トイレに行ったあと再び「履けない〜」と訴えている姿が。Dくんにとって今履いている上履きは、サイズが合わないかもしれないと感じた保育士は、その日のお迎えで今日の出来事を伝えました。数日後、新しい上履きを1人で履いているDくん。「できたよ!」と頬を上げて笑い、喜びを伝えてくれました。日ごとに体も大きくなっているんだなぁと子どもたちの成長の速さに改めて驚かされました。

上履きを履く。大人にとってはとても簡単なことかもしれませんが、子どもたちにとっての初めての経験は、どんなことでもワクワクやドキドキを味わいながら成長しています。

保育士T.K

 

想像することの楽しさ

2020/12/16

 

 

寒さを感じたり、暖かさを感じたりと寒暖差に悩ましい毎日となっておりますが、

今年も徐々に終わりへと向かい、あっという間に時が経っているように思います。

お部屋で絵本を読んでいる時の出来事です。

3歳児クラスの子どもが「先生これ読んで!」と保育士の元へ絵本を持ってきて読んでもらうことに。
絵本を読んでもらっている時は気になることがあると
「これはなに?」「それ知ってる!!」と質問したり、共感したりして楽しんでいるようです。

絵本を読み進めている時に他の子どもも「一緒に見たい」と途中から一緒に見始めました。
しかし、途中から見始めた子は物足りなかったこともあってか
「もう1回読んで!」と保育士に頼んでいました。

すると、最初に絵本を読んでもらっていた子が
「(先生の代わりに)読んであげるよ!」と今見ていた同じ絵本を読むことに。
読んでいる様子を見ていると、登場人物は合っているものの、内容に関しては自分の考えた物語へ。
絵本の内容とは異なった物語になっていましたが、
読んでもらっている子は耳を傾け、しっかりと聞いていました。
「なんでこうなったの?」と聞かれると、絵本を読んでいる子は少し悩むように考える時間はあるものの、
自分で想像したことを伝え、話を続け最後まで読み終えていました。

以前は同じように「読んであげる!!」といった場面でも、
文字を読まずに、記憶を頼りに読み方が分からなくなり、途中で諦めることもありましたが、
字を読むことが出来なくても、楽しんで伝えることが出来るんだなと感じました。

保育士Y.S

お友だちを思う気持ち

2020/12/11

01歳児クラスでは、最近お友だちと一緒に関わって遊ぶ姿や、何をしているのかな?など、お友だちに興味を持って関わる姿が増えてきました。

園庭で遊んでいた時のこと。

4歳児のAくんがお友だちと喧嘩をして泣いていました。

その姿を見つけた1歳児のBくん。

心配そうな表情ですぐに側にいき顔を覗きこみます。

AくんはBくんの存在に気がつきますが、まだ泣いています。

少ししてからAくんの側を離れたBくん。

園庭を回り何かを探しはじめました。

色々とおもちゃをみた後、車のおもちゃを手に持ち、Aくんへ渡しに行きます

でもAくんは受け取ってくれません。

Bくんはおもちゃを持ったまま、しばらく立っていました。すこしして、BくんはAくんの隣にピッタリくっついて座りはじめました。

何か言葉をかけるわけでもなく、ただ隣に座っていました。3~4分くらいたった時、ふとAくんがBくんの方を見ました。

2人で目が合うとニコっと笑い、泣きやむことができました。

その後Aくんは気持ちを切り替えお友だちの所へ行き笑顔で遊びはじめました。

Bくんは泣いていたAくんを心配して、どうしたら泣き止んでくれるかな?と考えおもちゃを持ってきたり、側に寄り添ってみたり…お友だちを思う優しさが育っている事に嬉しくなる場面でした。

保育士M.Y

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