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園のこだわり

未来に向かって一緒にゆっくり歩き出そう

2021/01/06

あけましておめでとうございます。
今年は丑年です。仏教に関連すると 「うし」は忍耐と慈悲で表されます。

保育園は4日から子どもたちが元気に登園しています。子育てには忍耐と慈悲が必要と感じることが度々あります。
子どもが大人の思うように行動をしないとき、ついしかってしまいます。ある日、子(孫)と親との朝ごはんの会話で「パンは焼く?そのまま食べる?」どちらにも悩む子は答えるのに時間がかかっています。忙しい朝に、なぜ答えを出すのに悩んでいるの?親の方はイライラしてくる様子。このような場面は何回ともなく私も経験してきました。親の立場の時は、イライラしました。しかし、今はイライラしない。この場面で、子どもの方はどっちがおいしいかな?と考えていたのか、それともパン自体を食べたくなかったのか?考える内容を言葉にできなかった雰囲気でした。私の立場が違うと、こうも違うのか、イライラしていない。心の持ちように面白さを感じます。子育てに忍耐と慈悲を感じます。(無理やりな見解でしょうか?)

戸外では園庭に花が咲きだしました。暗い世の中ですが、春はそこまで来ています。自然の変化の在りようは変わらずにいるのに、また、子どもたちも変わらず成長をしているのに、生活様式がいつもと変わってしまいました。子どもたちも私たち大人も未来のある人間です。大変な時、今年は「忍耐と慈悲」をもってお互いを思いやりながら、ゆっくりと未来の道筋を見つけ出せるよう、協力をして、歩き出しましょう。                               副園長

 子どもたちの元気な登園を待っている園庭

行事を通して育まれる心

2020/12/25

 

12/8はお釈迦様がお悟りを開いた成道会がありました。
3.4.5歳クラスでは例年お釈迦様の像を作ったり、お悟りを開かれた時に座っていた菩提樹の木やお供物づくりをしています。
また、パネルシアターやDVDを見て成道会の話をしたりもしています。

人々が幸せに暮らす為にはどうしたらよいのか考えたお釈迦様

成道会の活動を行なった後子どもたちの姿の中に変化が見られました。
「先生ー!トイレのスリッパ バラバラだったから並べたよ!」
「おもちゃ出てたから片付けたよ!」
と、『自分の為』ではなく、みんなで使うものだから気持ちよく使えるようにしようと行動する姿が見られるようになったのです。

また、3.4.5歳は午前のおやつはありませんが成道会の日だけは午前中に牛乳を飲みます。
それは、修行をして身体が弱っているお釈迦様が村の娘(スジャータ)から牛乳で作ったお粥をもらって食べると心も身体も元気に回復したというお話があるからです。
普段牛乳が苦手で減らしている子もいますが、この日は頑張って飲む!といつもより多く牛乳を飲んでいる子がいたのです!

仏教徒にする為にこのような行事を行っているわけではありません。
行事を通して子どもたちは子ども集団の中で相手を思いやったり、誰かの為にこんなことをしてみようと感じたようです。
苦手なことにもちょっと頑張ってみようかな…
そんな気持ちも育まれていると思います。

今年は例年通りに行えないことがたくさんありました。
その中でも変わらずに子どもたちに伝えていきたいこと、体験してほしいことを行えるような取り組みを考えていきたいと思います。

担当 Y.S

一緒にモグモグ!

2020/12/23

子どもに大人気の風船のペープサートが室内の壁かけ玩具になりました!

今までは保育士が行って見ていただけですが、自分たちでも遊べるようになり、様々な姿が日々見られています。

 

ある日のこと、Aちゃんは一人で赤い風船をめくりその中に描いてあったリンゴをパクリっ。

次はどの風船にしようかなあと選んでいると、隣からBちゃんが近付いて来て遊ぼうとすると…

(やめて~!)と腕でBちゃんのことを押すAちゃん。

Bちゃんは何が起きたのかさっぱりわからず立ち尽くしていました。

保育士に「どうしたの?」と聞かれると、「リンゴ食べたいの…」と小さな声でBちゃんは答えました。

するとその会話を聞いてたAちゃんは、自分の手でリンゴを掴む真似をして、Bちゃんの口元へ「あ~ん!」

その後Aちゃんは自分の口元にもリンゴを運び、2人は目が合い「えへへ~!」と笑い合っていました。

そして、「おいしいね!次どれにする?」と他の色の風船もめくり、メロンやリンゴをモグモグ食べ進めていました!

 

始めは自分が遊んでいた玩具が取られてしまう!嫌だ!という気持ちから、お友だちが困っているから助けたい!一緒に遊んだら楽しいんだ!という気持ちに変化していったのかなと思い、私は嬉しくなりました。

 

まだまだ自分が使いたい玩具を素直に貸してあげることは難しいかもしれません。

ですが、お友だちの気持ちに気付いたり一人で遊ぶ倍以上お友だちと遊ぶことも楽しいんだ・嬉しいんだと関わりの中で感じてもらえているといいなあと思っています。

 

その後のやり取りで、見ていた私もリンゴが欲しくなってしまい、「先生にもちょうだい?」と聞いてみると、「うんっ!」と返事が返ってきて、「あ~ん!」と私の口元に運んでくれました。

3人で「もっと食べよ~!」と満足いくまで食べました!

保育士F・T

 

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