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園のこだわり

真似したい!

2021/03/02

ここ数ヶ月、益々保育士の言葉や行動を真似したり、色々な事に興味を持ち始めた1歳児の子どもたち。

 

ある日の夕方、保育士が子どもたちの熱を非接触型の体温計で測っていると、「かーしーてー」とやってきた1歳児のAちゃん。

どうするのだろう、と興味が沸いたので、試しに体温計を渡してみることにしました。

すると、保育士に「おでこ出して」と言うので、言われるがまま前髪をあげおでこを出すと、「ピッ」と言いながら体温計をおでこに当ててくれたのです。

そして、そんなAちゃんと保育士のやり取りを見ていた他のお友だちもやってきて、Aちゃんの前に座ると、保育士の真似をして自分の前髪をあげ始めました。

Aちゃんも楽しくなってきたのか、「ピッ!ろくどでーす」と次々お友だちのおでこに体温計を当てて、普段の保育士の様子を忠実に再現してくれました。

 

そして後日、子どもたちの遊びを見ていると、組み立てたブロックをお友だちのおでこに当てる姿が…。

「何してるの?」と尋ねると、「お熱測ってるの!」と答えてくれたのです。

 

何でもかんでも真似をさせてあげられるわけではありませんが、大人の真似をしたがる時期だからこそ、子どもたちの「真似したい!やってみたい!」という気持ちを受け止め、危険のない範囲で真似する姿を見守っていけたら良いなと感じました。

また、私たちが当たり前のように行っている些細な行動でも、子どもたちにとってはすごく魅力的で、遊びに発展していく事もあるんだということにあらためて気付く事の出来た可愛らしい出来事でした。

 

保育士 Y.A

残りわずか…

2021/02/24

年長のお友だちもあと少しでこの保育園を卒園します。その前に1年間一緒に過ごしてきた34歳児のお友だちとは3月でお部屋が離れてしまいます。(3月から新しいクラスへ移行するため、年長児のみで過ごします。)

そんなことを子どもたちなりに感じているかのような姿が見られました。

 

給食前の自由遊びの時間。おままごとで3歳児の女の子が2人であそんでいました。すると、5歳児のAくんが「先生、あの2人まだあそんでるよ!片付ける?」というので、「お手伝いしてくれるの?」と聞くと張り切って「うん!」と向かっていきました。するとAくんは「もうすぐお兄さんいなくなっちゃうんだからね!お手伝いできなくなっちゃうから!」「こうやるんだよ!」「聞いてる!?」と片付けを手伝いながら言うのです。年中の時は年長の男の子について回っていたのに…と思うと感慨深く感じます。最近このような姿や言葉を目にすることが増えてきました。

保育士がぼそっと「卒園しちゃうのさびしいなぁ。」というと「大丈夫!あそびにくるから!」「Bちゃんと一緒に行けるもんね!」と友だちと小学校に行くことを楽しみにしている様子だったり、食事中に「Cくん何小学校いくの?」「ぼく○○小学校なんだー!」と言う会話が繰り広げられたり、とてもわくわくしている様子が伝わってきます。

 年長の自覚を感じるとともに、子どもたちなりに小学校への楽しみな気持ちが普段の姿に表れているなぁと感じました。その姿から成長を感じ、嬉しさ反面寂しさもあります。改めて残り少ない子どもたちと過ごせる11日を大切に過ごしていこうと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保育士H.M

大切な宝物!

2021/02/19

先月の節分に引き続き、おひなさまの制作もつぼみ組(2歳児クラス)では制作を作るだけではなく“作って遊ぼう!”という活動にしました!

節分の時にはお面と升を作り、すぐにお面をかぶって壁に貼ってある鬼の絵をめがけて「鬼は~外!福は~内!」と豆まき遊びを行いました。

おひなさま制作ではお雛様とお内裏様の顔を描き、絵の具やシール、マジックで素敵な洋服を着せたら完成!今回は段ボールで作った舞台の上に立たせ、「よーい!どん!」の合図で一生懸命段ボールをトントントントン叩きます。これは、トントン相撲ならぬ、トントンお雛様!(笑)子ども達は自分で作ったお雛様・お内裏様を箱の上に乗せ、一生懸命トントンしています。倒れてしまうと「きゃ~!倒れちゃったよ~!」と大興奮の子もいれば「悔しいよ~涙」と悔しい様子の子もいました。

そして、製作が大好きなAちゃん!顔を描くときも洋服を描いている時も<うれしいひなまつり>の曲が流れていると口ずさみながらとっても楽しそうに参加していました。自分のおひな様が完成しお友達とトントンしていると…お雛様が段ボールから落下してしまったのです。「あーっ…」と少し弱い声を出しながらすぐに拾い少しの間見つめていました。

きっとAちゃんにとってはとんとんお雛様に負けてしまった事よりも大事なお雛様が落下してしまった事の方が衝撃的だったのかもしれません。自分だけのたった1つのお雛様とお内裏様。本当に1つ1つが全く違った可愛い作品になりました!そして一生懸命作ったからこそ大事に、特別に想う気持ちも少しずつ育まれてきているように感じました。3月3日のひなまつりの日にお持ち帰り予定です。是非お家でもトントンお雛様で遊んでみて頂けたらと思います!

保育士 N・S

 

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