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園のこだわり

お兄さんお姉さんになるよ!

2024/02/02

来年度に向けて、活動の中でお兄さんお姉さんのお部屋に行くという経験を少しずつ増やしています。

「お兄さん達のお部屋行って遊ぼう」と誘うと、「怖いからやだ」「お外の方がいい」と、どんなところかわからないからこそ、少しだけ消極的な子どもたち。ですが、「新しいおもちゃがたくさんあるよ」「行ってみたら楽しいんじゃないかな?」と伝えると、「行ってみる」と言ってお支度を始めます。「上履きを持って行くからね」とロッカーから上履きを取り出すと、「これままが買ってくれたの!」と少しだけ笑顔が増えました。お部屋に行くまでに、いつもと違う園舎で靴をしまう、階段を登ってお部屋に行く、上履きを履く、などやることはたくさんあります。ですが、みんな保育士の話をよく聞いて靴をしまったり、上履きを履くことができました!トイレの場所やお部屋の散策を終えると気になるおもちゃを見つけて遊び始めます。おままごとゾーンではつぼみ組にはない、電子レンジやフライパン、また人形用の歯ブラシを見つけて「使っていいの?」と目を輝かせながら聞いてきます。人形を横にして歯磨きをしてあげたり、布団をかけてトントンしてあげたり…、フライパンで作ったご飯をお皿に移して、電子レンジで温めてから「はい、どうぞ」とお友だちとパーティをして楽しんでいました。ぬりえを見つけて「やりたい」と持って来る子もいました。名前を書いてもらって、初めての色鉛筆で好きな色を選んで椅子に座ります。いつもは少し太めで色の濃い色鉛筆を使っているので、「全然濡れないよ~」と困った表情を浮かべるときもありましたが、力を入れて上手に塗れると「できた!」と喜んでいました。

 

今までのお部屋にはない、初めて使うおもちゃがたくさんあり、最初は戸惑う姿も見られましたが、あそんでいるうちに楽しくなり、お部屋に帰ってくると「お兄さんのお部屋楽しかった!」「また行きたい!」と最初の不安はどこへやら…とっても楽しめた様子が伝わりました。これから進級するにあたって、変化することや、上履きなど自分でやることも増えてきます。もちろん、子どもたちの中で戸惑いや不安もでてくると思います。1人ひとりの気持ちに寄り添って、進級がより楽しみになるように関わっていきたいです。

保育士Y・A

一時保育

2024/01/26

先日一時保育を利用したSくんは、朝お母さんとうまく別れることが出来なくて、なかなか遊びが見つけられずにいました。
お部屋で遊び始めるもたびたび「ママは?」と聞いてくるので、園庭で遊んだら気がまぎれるかな…と思い一緒に園庭に遊びに行きました。
始めは「ママは?」と聞くこともありましたが、いろんなクラスがやってきて人数が増えると遊ぶ子たちを見つめています。
圧倒されてしまったかな?と心配していたのですが、コンビカーに乗る子を見て同様に乗ってまず園庭を1周。その子たちがスロープを何度も登り降りしているのをじっと見つめて、スロープが空いたところでマネし始めました。後ろから他の子が来て上手く登れないと諦めて道をゆずります。そんなこんなを何度か繰り返していると、成功。たくさん遊んでお部屋に戻りました。
子ども同士の関わり、一緒に遊んだりケンカしたりするだけじゃなくて、見ているだけでも関わることが出来て遊びが子ども自身のなかで広がるんだなぁ、と思ったエピソードでした。

保育士 M.I

 

お友だちとかかわるなかで・・・

2024/01/24

一人遊びが中心だった0歳のほし組さんも少しずつお友だちの存在に気付きはじめ、自分からお友だちが遊んでいる所へ向かっていきます。同じ玩具を手に持って遊んだり、同じ遊具で遊ぶ中でお互いに顔を見合わせ声を出して笑い合う姿もあり、子どもたち同士でその場で感じた楽しさや面白さを共有しようとする姿が見られ、日々の子どもたちの関わりを見ていると心がほっこりします。

 

ある日の園庭での出来事です。

さきにトランポリンで跳ねて遊んでいたAちゃん。はじめは1人で跳ねて遊んでいましたが、急に周りをぐるっと見て他の子たちが周りにいるのを確認すると「おいでー!」と大きな声で周りに呼びかける姿が。その声に応えるように近くで遊んでいたBちゃんがやってきました。Aちゃんもお友だちが来てくれたことが嬉しい様子で「きたー」とにっこり!2人でジャンプをする中で、お互いに目が合うと微笑みあいながらケラケラとワイ声をあげて何度もジャンプする姿がありました。他にも、園庭にある机と椅子にお友だちが座りながらバケツやカップの中身を混ぜていると(なにしているの?)と伺うように側にいき、隣に座ってその子が遊んでいる様子を見つめる姿も。見つめる中で、一度椅子から降りると自分も!というように、シャベルやカップを持って行きまた隣に座って遊ぶ姿があります。その姿をみた別の子も同じようにシャベルなどを持ち寄り、きゅっと固まりながらまるで小さなお茶会のように目が合うと笑い合ったり、自分のカップをお友だちに”どうぞ”と差し出したりする姿があります。

お友だちと楽しく遊ぶ中でも、自分の使いたいものが取られてしまったり同じものが無くて泣いてしまったりと関わりが増えることで気持ち同士がぶつかってしまう事もあります。

 

 

この写真は、一緒に遊ぶ中でお互いの気持ちがすれ違ってしまった時のものです。

汽車のすべり台の中で、それぞれシャベルを持って遊んでいたAくんとBちゃん。Bちゃんが両手にシャベルを持ち、シャベルからシャベルへ砂を移動させながら遊んでいます。それを見たAくんが、自分も砂を入れてみたかったのか、砂の移動を手伝おうとしたのかはっきとした気持ちはわかりませんが、Bちゃんのシャベルに自分のシャベルですくった砂を入れました。すると、Bちゃんとしては1人で行いたかったようで泣いてしまいました。Aくんも自分が何か間違えてしまったのかもしれないと固まってしまいます。ですが、泣いているのを見て、泣かないでというように頭をなでてあげる姿がありました。

 

気持ちを言葉にして伝えることが難しいですが、その分喃語や身振り手振りでたくさんの気持ちを大人に伝えてくれます。それは子ども同士でもやり取りをしており、誰かと何かを一緒にする楽しさ面白さを日々の生活の中で育んでいるのだなと感じます。関わりが増えることによって起きてしまう争いごともありますが、その際はお互いの気持ちを保育士の方で代弁しながら、誰かと一緒に何かをして感じる気持ちを沢山経験して欲しいなと思っています。 保育士N.S

 

 

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