日々子どもたちの成長を見守る中で最近、1歳児クラスの子たちが、自分の気持ちを少しずつ言葉で表現できるようになってきているな、と実感する瞬間があります。もちろん、まだ上手く言えないことの方が多いですが、相手に何かを伝えようとするその姿は、とても逞しく、微笑ましいものです。
先日、おもちゃの取り合いを目の当たりにし、お互いに”譲れない”という感情がぶつかりあっている真っ最中の様子でした。しばらくどうするのか見守りながら「こっちにもあるよー!」と他のおもちゃを紹介してみたり「順番こで使う?」と提案してみたり…。すると、それを見ていた0歳児クラスの子が、突然ケラケラと笑い始めたんです!そして、それを見ていた喧嘩中の2人も、その状況に顔を見合わせながら「ふふふっ」「あははっ」と大笑い!さらには、周りにいた子たちもつられて笑い出し、あっという間に「わっはっはっはー!!」となんとも愉快な子どもたちの笑い集団が出来上がっていました!あんなに怖い顔をして睨み合っていた2人も”なんのことだっけ”とでも言いたげな、すっかり忘れて違うあそびに出かけていきました(笑)言葉がなくても仲直りできてしまうとは…。笑うことの力は凄まじいのだと実感させられますね(笑)
新型コロナウイルス対策で、マスクを着用しながらでの保育が日常となり、私たち保育士の笑顔は子どもたちから見て”目”の部分でしか認識できません。ちゃんと伝わっているかな、表情って難しいな、と悩むこともありますが、それでも、子どもたちが笑顔を返してくれるのを見ると、どこか安心したり、もっともっと楽しく笑いの溢れる環境を作っていきたい、と原動力にもなります。毎日可愛い子どもたちに癒されながら、私もそんな子どもたちに負けないくらい、ニコニコ!キラキラ!な笑顔で日々過ごしたいなーと思う今日この頃です。
保育士 A.S