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園のこだわり

珍客

2020/06/04

4月に入り 新型コロナウイルス感染拡大防止による 家庭で過ごせる方は、登園の自粛をお願いしていました。

5月中は8割ほどの子どもたちが家庭で過ごす中、保育士は子どもたちとコンタクトをとる方法を模索していました。これまで経験のない保育の状況は、今まで保育園で友達との関係から社会性、信頼関係が育つように、友達と喧嘩したり、一緒に遊ぶ環境ができない変化に ショックを隠せなかったことを思い出します。

しかし、この経験がきっとこの先、生きる力につながると思い、職員は一丸となって、今自分がどのようにすれば子どもたちに元気で笑顔を届けることができるだろうかと、考えました。 会うことができないので、YOUTUBEを利用し、保護者の方へ、子どもたちへ 童謡、手遊び、踊り、ペープサート、読み聞かせ、制作などを配信しました。 私がさすがと驚いたのには、職員が自分のこともさることながら、〇〇さんピアノが上手だったよね~読み聞かせのバックで弾いてもらったり、協力という文字通りの力の寄せ合いで、子どもたちへ元気を届けられたかと思います。  保護者の方からはメールや郵便で家庭で過ごす子どもたちの姿を送っていただき、保育士も保護者の方から力をいただき 見えない感染症の拡大の恐怖も薄れていきました。

五月の連休中でした。いつもこの時期に園庭のさくらんぼが赤く実り、鳥がついばみ、連休明けに登園する子どもたちは見れないのですが、今年は珍客がやってきました。 たぬきです。 園長が見つけたのですが、令和のぽんぽこ合戦 なのでしょうか。周りに山もないのに、どこからきたのでしょうか? 今の世の中、東京の人の動きも変わる、住み処も変わる、変わることが早い、この流れをどう乗り越えるか、みんなで知恵を出し合い、協力し合い、生きることの大事さを感じた自粛期間中でした。

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